コチラ↑の記事で『エッグヘッド編はサルカニ合戦のオマージュ』という説を解説しました。
根拠に使った第856話の扉絵には、ロボを操縦する麦わら帽子をかぶったカニが描かれています
これはどう考えても
麦わら帽子をかぶったカニ
→ニカ
ロボ
→鉄の巨人
なのでこの扉絵のイラストは、エッグヘッド編でついにルフィの念願が叶うという暗示です。
根拠もしっかり揃っているので順に解説していきます。
ロボに憧れ続けたルフィ
エッグヘッド編では過去のキャラの再登場が印象的でした。
- 『リトルガーデン』のドリーとブロギー
- 『エニエスロビー』のCP9
- 『インペルダウン』のバギーとクロコダイル
- 『ホールケーキアイランド』のステューシー
これらのキャラが登場したあたりを読み返してみると、ほとんどの島でロボの伏線が張られていました。
リトルガーデン編
助っ人に駆けつけた巨兵海賊団の青鬼ドリーと赤鬼ブロギー。
2人が初登場したリトルガーデンでは
Mr.3の『キャンドルチャンピオン』に憧れの視線を送るルフィが描かれています↓
エニエスロビー編
CP9全員がCP0に昇格して再登場しました。
他にもサウロやバスターコール、オハラの意志など
エッグヘッド編の大半はエニエスロビー編のセルフオマージュで構成されています。
エニエスロビーのロボ要素はコチラ
ゴムゴムの味方ロボ↓
インペルダウン編
サボのマリージョアへの侵入は、ルフィのインペルダウンへの侵入
他にも…
- 天竜人の奴隷を解放→監獄の囚人を解放
- 天井に隠れて侵入
- イム様がいる幻の部屋→Lv5.5番地ニューカマーランド
やマゼランとドフラミンゴの再登場など
インペルダウンのセルフオマージュも他の島よりも多めに感じます。
インペルダウンでのロボの伏線と言えばコチラ
リトルガーデンで憧れたキャンドルチャンピオンを着せて貰えてました↓
目の輝きと嬉し涙が止まらないルフィが可愛く
個人的に大好きなコマです
ホールケーキアイランド編
これは考察者レベルじゃないと気付きにくいオマージュ方法だったのですが、冒頭で紹介した過去記事の通り
エッグヘッド編の黄猿はホールケーキアイランドのサンジと同じ状況でした。
親友であるベガパンクを死なせたくなかった
戦桃丸とボニーにも死んで欲しくない
しかし五老星の命令には逆らえない立場…
本心を言えずに苦しむ黄猿が、あの時のサンジそのものです。
それとステューシーの再登場も。
なのでホールケーキアイランド編のセルフオマージュでもあると言えます。
ホールケーキアイランド編のロボと言えば
ベッジの『大頭目(ビッグ・ファーザー)』です。
ここでもルフィの目は輝いていました↓
ルフィがロボに乗るチャンス到来
ニカの心臓の音に反応を示した鉄の巨人は心の声(?)でジョイボーイに謝りながら歩いていました。
ズニーシャもニカの鼓動を聞いて「ジョイボーが帰って来た」と言っていたし、ベガパンクが語るジョイボーイのシルエットもニカなので、ジョイボーイ=ニカ=ルフィと考えて良さそうです。
つまり鉄の巨人はルフィの味方をするはずです。
でも、ただルフィの命令を聞くんじゃ面白くありません。
それに動きも鈍いので、五老星の相手をさせるにはちょっと頼りない。
じゃあどうすれば面白いか?
スリラーバーク編のオマージュ
鉄の巨人の角や腕や体の形はどう見てもスリラーバーク編のオーズです。
エッグヘッド編ではスリラーバーク編の要素もかなり多めで
- 妖怪のような姿の五老星→猪、クモ、ケンタウロス、鳥、ミミズ型のゾンビ
- 黄猿が分身でニカを騙す→モリアが影でルフィを騙す
- イム様の部屋にリリィの巨大な写真→ホグバックの部屋のシンドリーの巨大な写真
明らかなセルフオマージュです。
またスリラーバーク編でもロボの伏線はちゃんと描かれています↓
ロボになれたことに喜びテンションが上がるルフィ
さらにモリアがオーズの影を伸ばすことで、オーズの体がゴムのように伸びルフィそのものに。
オーズの巨体でルフィの俊敏さとゴムの能力を兼ね備えた最強生物が誕生しました。
ということで
エッグヘッド編の終盤では、ニカと鉄の巨人が合体してこのシーンが再現されると予想できます。
五老星には5体同時攻撃が必要?
以前『五老星はRPGによく居るような、同時攻撃しないと復活するタイプのボスじゃないか?』という記事を書きました。
この仮説が合っていたら、ニカが鉄の巨人と合体する意味が生まれます。
それに今のニカでは攻撃力が足りず封豨にも攻撃が通じていません。
鉄の巨人の素材が何なのかわかりませんが、合体しておけばとりあえず殴った側にダメージが返ってくることは無くなります。
ということで、ルフィがロボになる根拠でした。
回収される伏線
- 空島編は巨大ガレオン船が空から降って始まり、メリー号が空島から落下して終わり
- ウォーターセブンは海列車に始まり海列車で終わり
- ドレスローザ編はおもちゃと人間の共存に始まり、おもちゃと妖精と人間の共存で終わり
尾田先生のパターンとして、その章の最初と最後は同じような描写で合わせるというのがあります。
もしも読み通り、ニカと鉄の巨人が合体したらエッグヘッド編は巨大ロボで始まり超巨大ロボで終わることになって美しい感じになります。
あともう一つ、トドメの必殺技はあの映画のオマージュだろうなぁという予想も書いておきます。
五老星へのトドメ
エッグヘッド編で五老星に対するトドメの技は『ゴムゴムの戦斧』だと、ここでもう宣言してますよね↑
鉄の巨人サイズの『ゴムゴムの戦斧』なら、五老星全員まとめて踏み潰せそうですね。
となると、マーズ星のこのセリフもきっと伏線です。
自分が踏み潰される側になるんですね…
さらに、スリラーバーク編のオマージュでこのコマが採用されると…↓
雷を帯びた巨人の足で伝説のジジイを踏み潰す
映画ストロングワールドの決め技の再現になります。
くまの回想で描かれたゴッドバレーに金獅子のシキも登場したのも、このための準備だろうなぁと思います。
ということで、鉄の巨人とニカが合体すると全ての伏線がキレイに回収されることになります。
もしも当たったら拡散よろしくお願いします。
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