アラバスタのモデルは古代エジプト史上”最大のファラオ”ラムセス2世が治めた時代。
ネフェルタリとはラムセス2世が最も愛した妻の名前です。
THE・エジプト
共通点1「ピラミッド」
レインベースカジノの建物はピラミッドとワニが合成された外観でした。
この見た目はギザの大ピラミッドがモデルです。
スフィンクスがワニに置き換えられてピラミッドと合成されていますね。
さらに縞模様はツタンカーメンの棺を連想させるカラーリングで『THE・エジプト』です。
共通点2「オアシス」
『ユバ・オアシス』
ビビの幼馴染で反乱軍のリーダー”コーザ”が拠点にしていた街。
コーザの父親”トト”が国王の要請を受けて開拓し交易の拠点として発展を遂げたが、雨が降らず衰退してしまった。
この街はシワ・オアシスがモデルです。
古代ローマ時代には”罪人の流刑地”として使用されていたり、古代エジプト第26王朝には”ネクロポリス”(巨大な墓地、または埋葬場所)とされていたりなど、ネガティブなイメージの強い土地です。
共通点3「古代都市遺跡」
『アルバーナ南東ゲート』
Mr.4&ミス・メリークリスマス VS ウソップ&チョッパー戦の舞台。
ウソップが名言を残した場所ですね。
「いいかチョッパー 男には‼︎! 」
「たとえ死ぬ程おっかねェ敵でもよ…‼︎」
「たとえ とうてい勝ち目のねェ相手だろうともよ…‼︎!」
「男にゃあ‼︎!」
「どうしても戦いを避けちゃならねェ時がある…‼︎!」
「仲間の夢を 笑われた時だ‼︎‼︎」
この場所はエジプトの都市ルクソールに実在する世界文化遺産古代都市テーベがモデルです。
紀元前3200年頃(今から5200年前)にすでに”都市文明”があったんですね。
共通点4「葬祭殿」
『葬祭殿』
ワンピースで初めて”歴史の本文(ポーネグリフ)”が登場した場所。
ここは古代エジプト史上最大のファラオ”ラムセス2世”の正妻ネフェルタリと女神ハトホルを祀った神殿で世界遺産アブ・シンベル神殿がモデルです。
1960年代 アスワン・ハイ・ダムの建設計画ではこの神殿は水没予定でしたがUNESCOがそれを阻止。
遺跡を解体して別の場所に移転、保存に成功した世界遺産登録第一号です。
共通点4「宮殿とモスク」
『アルバーナ宮殿』
アラバスタの王族”ネフェルタリ家”が暮らす宮殿。
これはエジプトのアレクサンドリアに実在するアブ・アル・アッバス・アル・ムルシ・モスクがモデルです。
このモスクはイスラム教のスーフィー聖人の1人”シャハブ”の墓の上に建てられています。
この”スーフィズム”と言う哲学が”神”の存在に相反する”危険な思想”なんです。
以上の共通点から、アラバスタはやっぱりエジプトがモデルだといえます。
エジプト第19王朝
史上初の公式な戦争
紀元前1293年頃から紀元前1185年頃
古代エジプト最大のファラオと呼ばれた”ラムセス2世”の時代がアラバスタ編全体のモデルです。
ラムセス2世の時代には”史上初の公式な軍事記録に残された戦争”が起こっています。
カデシュの戦いと呼ばれる戦争の結末は引き分けでした。
まさに失ったものは大きく、得たものは何もない。アラバスタ編の戦争そのものです。
世界遺産の目的
ワンピースに登場する場所のモデルを探しているうちに、ふとあることに気付きます。
「世界遺産多いな」
そして疑問を持ちます
「そもそも世界遺産ってなんだっけ?」
世界遺産(せかいいさん、英語: World Heritage Site)は、1972年のユネスコ総会で、採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて世界遺産リスト(世界遺産一覧表)に登録された、文化財、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ物件のこと
出典:Wikipedia
ユネスコが決めてることはわかった。
じゃあ「ユネスコって何のための組織だ?」
「教育や文化の振興を通じて、戦争の悲劇を繰り返さない」との理念により設立の意義を定めたユネスコ憲章の前文には「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」との文言がある。
出典:Wikipedia
活動にあたっては、重点的に推進する目標として「万人のための基礎教育」「文化の多様性の保護および文明間対話の促進」などを定める。
昔の人が犯した過ちを、繰り返さない為に”知る・受け入れる”。
そうすれば問題が起こっても”対策が打てる”。
この話、どこかで聞いたことがあると思ったらオハラ編のセリフでしたね。
『モデルの国』シリーズ
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