この記事では
- ワノ国は日本列島がモデル
- 戦国三英傑
- 幕末志士
- モンゴル勢
- ワノ国でのルフィとゾロ
- 藤山と古代兵器
について書いています。
ワノ国は日本列島

ワノ国の各里は日本列島がモデルになっています。
左から…
- 九里は”九州地方”
- 希美は”中国地方”
- 兎丼は”四国地方”
- 花の都は”関東地方”
- 鈴後は”東北地方”
- 白舞は”甲信越地方”
- 鬼ヶ島は”北海道”
特に”花の都”は国内外から観光客に人気のスポットがまとめて描かれていますね。
※ちなみに沖縄はゾロの出身地”シモツキ村”です。
詳しくはコチラ↓
【愛知】名古屋城


花の都の中心に立つ城は”金のシャチホコ”で有名な名古屋城がモデルです。
徳川家康の命で建てられました。
「織田信長が生まれた城」と認識している方も多いのですが、実際は敷地内にある那古野城跡地です。
※読み方は一緒。
さらに近年では「信長は別の土地で生まれた」説が有力で、名古屋城と信長は”ほぼ関係ない”ことがわかっています。
安易に「名古屋は尾張だから、名古屋城は信長の城でしょ?」なんて言っちゃうと恥をかきます。
【京都】五重塔・清水寺



『五重塔』
弘法大師空海に与えられた世界遺産東寺にある五重塔がモデルです。
この寺にある国宝「五大明王像」がカイドウの技名に使われています。
※コチラ↓
『清水寺』
征夷大事将軍坂上田村麻呂が建立した寺。
童話”桃太郎”は坂上田村麻呂伝説をモデルにしたという説が濃厚です。
つまり”ワノ国編”の元ネタですね。
【栃木】日光東照宮・華厳の滝



『日光東照宮』
日本を作った神”天照大御神”に対抗して
”東を照らす”大権現(神)で”東照大権現”になった徳川家康を祀る日光東照宮。
当然コレは、天照大御神の子孫という理由でこの国の頂点にいる”京都の帝”に喧嘩を売る行為です。
※家康は陰陽道で怨霊を味方に着けて江戸に結界を張っていた‼︎
この本、面白すぎです。
【大分】白い猪

『宝八幡宮』
2005年に大分県の宝山で発見された”神の使い”
現在も宝八幡宮で見ることができ、パワースポットとして人気です。

戦国三英傑
ワノ国の主要な人物は、よく”ホトトギスの句”で喩えられる『戦国三英傑』がモデルです。
織田信長


織田信長→織田→おでん
尾張の大うつけ(大バカ者)と呼ばれた若い頃の信長と
事件を起こしすぎて父親から絶縁状を渡されたおでん。
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」と喩えられる性格と
怒りに任せてオロチを斬ろうと乗り込んだ短気な性格。
名前と性格がモデルになっていそうですね。
徳川家康


徳川家康→霜月康イエ
「鳴かぬなら 鳴くまで待とうホトトギス」と喩えられる性格通り、オロチが支配するワノ国で20年も光月の帰りを待ち続けた康イエ。
これも徳川家康の名前と性格をモデルにしたと考えられますね。
豊臣秀吉


ここまでの流れから オロチは”刀狩り”で有名な豊臣秀吉がモデルとなります。
「鳴かぬなら 鳴かせてみせようホトトギス」と喩えられる性格通り、どんな手段を使ってでも軍資金を集め、強力な海賊と悪魔の実の能力を駆使して将軍の座を奪い取った実力者。
悪役に選ばれた理由は、”刀狩り”と同時に出した”海賊停止令”のせいで尾田先生に嫌われたんだと思います。
幕末志士

現実の日本史なら江戸幕府を倒して明治の時代を切り拓いた側の人物ですが、ワンピースでは江戸幕府の象徴である康イエと協力関係に描かれていて複雑です。
そこはマンガなのでパラレルワールドということで。
坂本龍馬


土佐弁にマシンガン(銃)が武器と言えばこの人ですね。
ただ、方言と銃以外に坂本龍馬との共通点は見当たりません。
何か気付いたら教えてください。
桂小五郎


坂本龍馬と犬猿の仲といえばこの人。
どちらかと言うと銀魂で桂小五郎をモデルに描かれたキャラの見た目(おかっぱ)に寄せて描かれた気がしますね。
高杉晋作


敵か味方かわからない・吊り目と言えばこの人
これも銀魂で描かれた高杉晋作がモデルのキャラに引っ張られた感が否めません。
西郷隆盛


おいどんと言えばこの人。せごどん。
それ以外に説明は必要ないですね。
辮髪(べんぱつ)のモンゴル勢

カイドウの部下”大看板”3人は”辮髪をアレンジした髪型”だと言うことに気付いていましたか?
(ついでにアプーも)
この髪型はチュルク系民族の風習です。
つまりモンゴル人ですね。




モンゴル軍とワノ国
チュルク系民族といえば中世のユーラシア大陸の覇者チンギス・カンが有名です。
その子孫にカイドウという名前が実在します。
つまり、カイドウはチンギス・カンの子孫『カイドゥ・カン』がモデルで、モンゴル人だということです。
日本を侵略しに来たモンゴル軍と言えば…
元寇(蒙古襲来)

『元寇』
当時のモンゴルは元という名の超大国でした。
中国もロシアもトルコも全部が”元”です。
そんな超大国が隣の小さな島国”日本”を侵略し来たのですが、なんと日本軍は2回とも防衛に成功しています。
現在の教科書では”神風(台風)”のおかげだと教えているようですが、戦前の教科書では「真正面から戦ってちゃんと勝利した」と教えていました。
昔の日本人は超強かったんですね。
まとめると…
- カイドウはチンギス・カンの子孫”カイドゥ・カン”がモデルでつまりモンゴル人
- 辮髪の大看板3人はチュルク系民族でつまりモンゴル人
- ワノ国は”元寇で日本が負けていたらこうなっていた”パラレルワールド
という感じです。
チュルク系民族の末裔ウイグル人

元の時代にブイブイ言わせていたチュルク系民族も勢いは衰え、現在は立場が逆転してしまい迫害される側になってしまいました。
つまり、世界的に問題になっている「中国人によるウイグル人弾圧」は”先祖の仕返し”です。
やられる方はたまったモンじゃないですよね…
詳しくはコチラ↓
ワノ国でのルフィとゾロ


元々ワノ国にいたキャラだけでなく、我らが”麦わらの一味”も日本史上の人物がモデルに描かれています。
まずはゾロ。
ゾロは源義経

武器を集める大入道”武蔵坊弁慶”と”牛若丸”が五条大橋で戦うシーンは有名ですね。
牛若丸は平家を滅亡させた”壇ノ浦の戦い”の影の功労者”源義経”の幼名です。
要するに、権力を振りかざして好き勝手やってたヤツを滅ぼす戦いで、メチャクチャ活躍したヤツです。
ルフィはオオクニヌシ

おこぼれ町に”宝船”を運んできたルフィ。
宝船は本来七福神が乗る船ですね。
七福神は元々ヒンドゥー教の神が日本に伝わり変化したものです。
また、ルフィのギア4の姿を見たヒョウ五郎は”明王”と例えていましたが、明王もヒンドゥー教の主神シヴァが日本に伝わり変化したものです。
そして七福神の大黒天はシヴァの化身とされています。
明王 = シヴァ = 大黒天 。
ここまでいいですか?
で、日本の神”オオクニヌシ”は、漢字で書くと”大国主”
地元の出雲では”ダイコク様”と呼ばれています。
呼び方が同じなので、七福神の大黒サマと、出雲の大国サマは同じ神だとされています。
つまり
明王 = シヴァ = 大黒天 = オオクニヌシ。
ということでルフィは、七福神の大黒天で、古事記のオオクニヌシで、ヒンドゥー教のシヴァで、太陽の神ニカで、とにかく”神”だったわけです。
じゃあオオクニヌシだったからなんだ?と思った方はコチラ↓
古代兵器”プルトン”は”藤山”の頂上にある?

最後に未来予想を少し。
ワノ国にはプルトンが在ることが判明しました。
じゃあ何処にある?
答えはセルフオマージュの中にあります。

つまり”藤山の頂上”で確定ですね。
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