七武海はロマサガ2の七英雄がモデル!世界観もソックリ【不老の古代人】

ロマンシング・サガ2

グランドライン
出典:ONE PIECE 82巻 尾田 栄一郎

1993年に発売されたスーパーファミコンソフト『ロマンシングサガ2』に登場する七英雄と、ワンピースの七武海のキャラ設定がソックリだというのはワンピースファンの間で有名な話ですね。

別にオマージュしたかどうかは問題じゃありません。
ディズニーもジブリもドラゴンボールも、元ネタは童話だったり伝説だったりしますよね。

このブログでは今までも「各島のモデルの国」や「ストーリーのモデルの神話」や「キャラのモデルの神話」など”元ネタ”にこだわって考察してきました。

そんな元ネタ好きからするとロマサガは別格、もうワンピースのストーリーの”背骨”です。
ガレーラ風に言うと”竜骨”です。

説明していきますね。

竜骨
出典:ONE PIECE 35巻 尾田 栄一郎

不老不死の古代人・吸収の法・次元移動装置・”復讐に戻る”という言い伝え

五老星
出典:ONE PIECE 90巻 尾田 栄一郎

まず、ザックリとまとめたロマサガの設定を読んでください。

『プロローグ』━━━━━━━━━━
かつて世界は、とても寿命の長い”古代人”によって繁栄していた。
寿命の短い現代人は「短命種」と呼ばれ、古代人の奴隷とされていた。

しかし古代人は、”魂の寿命”は長いが”肉体”が先に朽ち果ててしまうという問題点を抱えていた。

ブルック
出典:ONE PIECE 46巻 尾田 栄一郎

そこで古代人たちは、より長く生きるために自分の魂を他の肉体になじませて、相手の肉体を乗っ取る同化の法」を発明し半永久的に生きられるようになった。

そんな古代人が一番恐れたことが単純に「殺される」事。
その原因となる”モンスターの存在”は最大の脅威だった。

誰かにモンスターを駆逐してほしいが、自分は危険を冒したくない。古代人全員が同じ考えだったが、そこに勇気のある七人の古代人が現れた。それが後の七英雄である。

七人は「同化の法」を改良した「吸収の法」を開発した為、モンスター駆除ができるようになったのだった。

「吸収の法」は単に寿命を延ばすだけでなく、モンスターの力を取り込むことで強い力を得ることができるというものだった。
しかし、この術法のデメリットとして、吸収されたモンスターの記憶や人格を受け継ぐというものがあり、七人はモンスターを退治する過程で過剰な力を得て人格も変わってしまった。

ナイトメア・ルフィ
出典:ONE PIECE 49巻 尾田 栄一郎

七英雄によってモンスターは駆逐されたが、ほぼモンスターと化した七人は古代人から恐れられ避けられるようになった。

その頃ちょうど、世界に天変地異が起こりそうだったため、古代人達は”次元移動装置”を作って別世界へと移住する計画を立てた。

この時に装置の事故を装って七英雄を、自分たちとは別の世界へ追放してしまった。

自分達が追放された事を知った七英雄は、古代人達への復讐を果たすために長い時間をかけて戻ってきた。

これが“いつの日か七英雄は戻ってくる”という言い伝えの真相である。

月は夜明けを知らぬ君
出典:ONE PIECE 91巻 尾田 栄一郎

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”サガ”とはヴァイキング発祥の地”アイスランドや北欧の歴史”です。
”七英雄”も古代イギリスの南部に実在した”七王国”が元ネタです。

イギリスは北欧から移住してきたアングロサクソン人、つまりヴァイキングが作った国でした。
さらに、世界中で恐れられた侵略者”ゲルマン民族”も元は北欧の民族です。

海から攻めればヴァイキング、陸から攻めればゲルマン民族。
結局、世界を武力で支配したのが北欧の民族だったんです。

どうやら”世界の始まり”は北欧に大きなヒントがありそうです。

七英雄と七武海

七武海
出典:ONE PIECE 54巻 尾田 栄一郎

七英雄はロマンシング・サガ2のボスキャラで、最終的には七人全員が合体して1体の強力なモンスターになります。

それぞれの名前は、ワグナス、ノエル、クジンシー、ダンターグ、ロックブーケ、ボクオーン、スービエと言って、名前の由来は山手線の駅です。

ワグナスはスナグワ→品川
ノエルはルゥエノ→上野
クジンシーはシンジーク→新宿
ダンターグはグタンダー→五反田
ロックブーケはィケブックーロ→池袋
ボクオーンはオークボン→大久保
スービエはエービス→恵比寿

外人さんの発音をカタカナにして並び替えたおふざけネームですね。
この名前の付け方も尾田先生に強い影響を与えていると思います。

さらに詳しく解説します。

ワグナスとクロコダイルと黒ひげ

ワグナス ロマサガ
出典:https://dengekionline.com/

七英雄のリーダー。最終的に他の6人を吸収してラスボスになる。
親友のノエルと共に「同化の法」を改良して「吸収の法」を生み出した。
趣味は登山。

元は男性だが、女性タイプの多い妖精系・鳥系のモンスターを取り込んだため性別を中性的、どちらかと言うと女性的な姿をしている。

復讐を除いた現在の目的は「天空より見下す神になる」という傲慢なもの
この世界に残った古代人がいる事を知り、探し出して復讐するに国を支配しようとする。

クロコダイル
出典:ONE PIECE 22巻 尾田 栄一郎

古代兵器を手に入れる為にアラバスタを乗っ取り支配しようとしたクロコダイルと行動と思考がソックリですね。

さらに、クロコダイルはイワンコフに”ある弱み”を握られています。
ハッキリとは言っていませんが、「黙っててあげる」と言う脅し方だと「一度バレてしまえば現在の地位とプライドが大きく傷付くような秘密」と推測できます。

またクロコダイルは、秘密結社”バロックワークス”でエージェントに男女ペアを組ませたり、オカマであるボンクレーを差別する事なくNo.2の地位に置いたりと、ジェンダー平等にとても理解のあるボスでした。

以上のことからクロコダイルは元女だった説が有力です。

クロコダイル
出典:ONE PIECE 55巻 尾田 栄一郎

ワグナスをモデルとするクロコダイルはルフィに敗れて七武海の称号を剥奪。
その後釜は”黒ひげ”ティーチ。

ワンピースの”ラスボス”になりそうな雰囲気を持つ点がちゃんとワグナスの要素を受け継いでいます。

黒ひげ
出典:ONE PIECE 59巻 尾田 栄一郎

ノエルとジュラキュール・ミホーク

ノエル
出典:https://dengekionline.com/

同化の法の改良(吸収の法の発明)の立案者でワグナスの親友。ロックブーケの兄で妹想い。
冷静沈着、紳士的な性格で常に敬語で話す。
竜族をメインに吸収したが外見には影響していない。
趣味は天体観測。

色黒で引き締まった鋼の肉体持ち、体術と剣技に秀でている。

冷静沈着、紳士的で剣術の達人と言う点からミホークのモデルと考えられます。
くまに飛ばされたペローナと順番に食事を作ったり、出て行くときに優しい言葉を掛ける”良いお兄ちゃん”な一面もノエルの影響だと考えられます。

ミホークとペローナ
出典:ONE PIECE 92巻 尾田 栄一郎

クジンシーとゲッコー・モリアとバギー

クジンシー
出典:https://dengekionline.com/

ゲーム主人公と七英雄の対立の歴史を作った張本人。
理由や経緯は不明だが、嫌われ者として知られていた。
同じ七英雄の一人でノエルの妹のロックブーケからは、近寄ることさえ許されないほど嫌われていた。
悪魔系種族をメインに同化したため、悪魔的な姿。

現代での目的は復讐よりも世界征服。
趣味はギャンブル。

全生命力を吸収する「ソウルスティール」は受けた者が必ず絶命する。

モリア
出典:ONE PIECE 49巻 尾田 栄一郎

吸収の法を得る前はかなり弱かったため「強い男になる」事を目標としていたが、七英雄になってからも、ダンターグとボクオーンからは戦力外扱いされていた。

悪魔系の見た目で、敵の生命力を吸収するワザ。剣術もたしなむ事からモリアのモデルと考えられます。モリアはカイドウに挑んだ時”日本刀”を武器にしていました。

一番決定的な共通点が「ダンターグとボクオーンからは戦力外扱いされていた」点です。

ダンターグは”くま”のモデルです。
くまがモリアを戦力外扱いするシーンがコチラ。

モリアとくま
出典:ONE PIECE 49巻 尾田 栄一郎

ボクオーンは”ドフラミンゴ”のモデルです。
ドフラミンゴがモリアを戦力外扱いするシーンがコチラ。

ドフラミンゴとモリア
出典:ONE PIECE 59巻 尾田 栄一郎

クジンシーの設定に忠実にモリアが描かれていますね。
もはやモデルと言うレベルではなく「ゲームをマンガ化してみた」の域です。

クジンシーをモデルとするモリアは頂上戦争のどさくさで始末され七武海の称号を剥奪。
その後釜は”千両道化”のバギーです。

バギー
出典:ONE PIECE 80巻 尾田 栄一郎

仲間から見下されるというクジンシーの要素をちゃんと受け継いでいます。

バギー
出典:ONE PIECE 56巻 尾田 栄一郎

ダンターグとバーソロミュー・くま

ダンターグ
出典:https://dengekionline.com/

「暴れ者のダンターグ」の異名を持つ、七英雄一の乱暴者。
しかし、それは最初からの性格であり、モンスターを吸収した影響ではない。

ただ自分の肉体強化だけを追い求め、1000年以上にも渡り各地で強力なモンスターを吸収し続けている。
夢は『一片の悔いも無い人生』

人生に悔いは残さない エース
出典:ONE PIECE 46巻 尾田 栄一郎

「吸収の法」のデメリットである「モンスターの性格も吸収する」というリスクを理解し、自分と似た性質のモンスターだけを吸収する事でコントロールした。

趣味はトレーニング。
元々は傭兵をしながら世界チャンピオンを目指していた。

チャンピオン
出典:ONE PIECE 24巻 尾田 栄一郎

七英雄の中で最も精神的な変化がない為、古代人への復讐にも興味がない。
獣系種族をメインに同化し、肉弾戦を得意とする。

ダンターグのみ4段階の形態を持ち、初期は上半身が裸に近い”ケンタウロス”のような姿で、変形するごとに角・鎧・盾と槍の順に武装していく。

ケンタウロス
出典:ONE PIECE 39巻 尾田 栄一郎

暴君と呼ばれ、肉体強化に熱心
古代人(天竜人)への復讐に興味がなく、精神的なブレがないという点から”くま”のモデルと考えられます。

ただその”漢気”い要素は”くま”だけでは治りません。
”エースのセリフ”、バージェスの”格闘チャンピオン”、それにフランキーの”ケンタウロス”もダンターグの設定が影響していると考えられます。

くま
出典:ONE PIECE 50巻 尾田 栄一郎

ロックブーケとボア・ハンコック

ロックブーケ
出典:https://dengekionline.com/

七英雄の紅一点、ノエルの妹。
前が大きく開いた露出度の高いロングスカートを身に着けている。

ワグナスの役に立ちたい一心で七英雄入りを望むが、兄ノエルに「花嫁修行でもしていろ」と冷たくあしらわれる。しかし最後の武器「泣き落とし」で七英雄入りを果たす。

得意技はあらゆる男性を魅了する”テンプテーション”。

ハンコック
出典:ONE PIECE 53巻 尾田 栄一郎

パーティが男性メンバーだけだとテンプテーションで全滅してしまうという最強の敵です。
マンガ版では、アマゾネスのクリームヒルトによって追い詰められる。
夢はワグナスとの結婚。

男を魅了する能力を持ち、結婚を夢見る恋する乙女という点からハンコックのモデルと考えられます。

ハンコック
出典:ONE PIECE 57巻 尾田 栄一郎

ロマンシング・サガのマンガ版では、テンプテーションが効かない宿敵としてアマゾネスが描かれていましたが、ワンピースでは宿敵同士を融合させてハンコックという一人のキャラとして描かれています。

ボクオーンとドンキホーテ・ドフラミンゴ

ボクオーン
出典:https://dengekionline.com/

非常に狡猾な人物。
古代人への復讐よりも麻薬など闇取引での金儲けを目的とした。

ジョーカー
出典:ONE PIECE 70巻 尾田 栄一郎

ボクオーン自身が自らの頭脳を売り込んで七英雄入りした。
仲間の七英雄に関してはダンターグとスービエを「力が強いだけ」、ロックブーケに至っては「必要性ゼロ」と批判している。

得意技は人間を操り人形のように操作する「マリオネット」

パラサイト
出典:ONE PIECE 75巻 尾田 栄一郎

夢は「歴史に名を残す偉業を成し遂げる」こと。

他人をマリオネットのように操り、非常に狡猾で闇取引を得意とし、世界の実権を握ることを夢見る点から、ドフラミンゴのモデルと考えられます。

まるっきり同じですね。

ドフラミンゴ
出典:ONE PIECE 76巻 尾田 栄一郎

スービエとジンベエ

スービエ
出典:https://dengekionline.com/

ワグナスの従兄弟。
七英雄へ参加する際には「危険について理解しきれないが、ワグナスを信じているからそれで十分」ということでメンバー入りを承諾している。
現代での目的は”ワグナスを支えること”など、ワグナスへの全面的な信頼が描かれている。

ジンベエ
出典:ONE PIECE 83巻 尾田 栄一郎

水棲系種族をメインに同化し、下半身がタコになった姿。
得意技は大津波を起こす「メイルシュトローム」
趣味はサーフィン。

ジンベエ サーフィン
出典:ONE PIECE 88巻 尾田 栄一郎

リーダーへの絶対的な信頼、水属性という点からジンベエのモデルと考えられます。

赤毛のエイリークのサガ

シャンクス
出典:ONE PIECE 90巻 尾田 栄一郎

”サガ”はギリシャ神話の様に、北欧の各地でバラバラに残っていた言い伝えや歴史、伝説などを集めて一つにまとめた集大成のことで、一般的に4つのジャンルに分けられます。

「王のサガ」
初めてノルウェーを統一したハーラル美髪王を含む、歴代ノルウェー王の生涯を記した「ノルウェー版キングダム」と言ったところ。
スカンディナヴィア諸国の王侯の事績を扱う。
※結婚が嫌で海賊になったゴート族の王女”アルビダ”の物語もこのカテゴリ。

「司教のサガ」
キリスト教化の歴史とアイスランドで活躍した宣教師の生涯を扱う。

「アイスランド人のサガ」
植民から内乱の末ノルウェー王に服属するまでの期間のアイスランド人の活動を扱う。
ほかに、ノルド人のアメリカ大陸探検を描く”赤毛のエイリークのサガ”もこのカテゴリに含まれる。
※コロンブスより先にヴァイキングがアメリカ大陸に移住していた記事はコチラ↓

「古代のサガ」
アイスランド植民以前のノルド人の伝承や古来より伝わるゲルマン民族の伝説を扱う。
空想的な内容を多く含む点に特徴がある。

アメリカ大百科事典』では「歴史的サガ」、「神話的サガ」、「ロマンスサガ」の3分類がとられている。
出典:Wikipedia

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