侠客
今週の扉絵シリーズは
鬼の子ヤマトの金稲荷代参
Vol.7「ヤクザの世界に仁義を通して行ってきます!」
と、いわゆる渡世の仁義を通すため、2人の侠客に挨拶をするヤマトの図
実はこの一コマだけでかなりの情報が読み取れます↓
- おでんの仇であるカイドウの娘なのに満面の笑顔を見せる猫マムシ
- おそらくモモの助あたりからカイドウ戦でのヤマトの活躍を聞いている
- 猫マムシも白ひげと同じく「親の恨みを子に晴らすなんて滑稽だ」派
- それよりもモモの助を守った恩人という事実を重視
- 猫マムシはヤマトを”共に戦った仲間”と認めている
これはワノ国に住む者にとって重要な教訓です。
黒炭の血筋という理由だけで幼いオロチまで迫害した結果、復讐に駆られたオロチにより地獄と化してしまったワノ国。
同じ過ちを繰り返さない為には、『親が犯罪者だろうが鬼だろうが子供に罪はない』という認識をみんなが持つことです。
だからタイトルにも敢えて『鬼の子ヤマト』と付けているんでしょう。
少なくとも今のヤマトの周りには”あのカイドウの娘”という偏見を持つ人は居ないようです。
さて、ヤマトが猫マムシ(侠客)に抱き付くシーンを見ると、あのシーンを思い出します↓
ヤマトとナミの足の角度もそっくりなので、海の侠客・海侠のジンベエが麦わらの一味の操舵手として正式に紹介された時のオマージュでしょうか?
ということは、ヤマトもジンベエのように遅れるけど大事な戦いの前には麦わらの一味に正式加入するという暗示と考えていいのかも
ヤマトの正式加入の期待値がまた上がりましたね。
クリーク海賊団
今週は本編の1コマ目から激アツでした!
左に居る盾男で伊達男はパールさん⁉︎
(伊達男とは、人目を引く、しゃれた身なりの男。また、侠気 (きょうき) のある男。侠客。男だて。)
扉絵で強調された侠客と伊達男の意味がキレイにかかってます!
で、右端に居る2人は首領クリークとギンでしょうか
グランドラインの、しかも新世界まで到達できたんですね
海賊島と言えばハチノスだから、黒ひげの傘下に入ったということで良いのかな?
何にせよギンが生きてたことがめでたいです
約束通り、グランドラインでの再会はあるのでしょうか?
100年前の”化石海賊団”
巨兵海賊団のキャラは尾田先生がヴァイキング好きになったキッカケのアニメ
『小さなバイキング ビッケ』の海賊がモデルになっています
たぶんまだ公表されていない船員の名前もビッケのキャラをもじった名前なんだろうな
先回りして調べるのも面白いですよ↓
花ノ国?
ベガパンクが「最後に一つ…メッセージをさせてくれ」と言ったシーンで描かれた国が気になります。
衣装は着物のような、ソルベ王国のようにネイティブアメリカン風な気もしますが、建物はアジア風で角が付いた瓦屋根という独特な形状です。
さらに奥には手長族のテーナ・ゲーナ王国のように切り立った岩山が見えます。
ということは中国がモデルかな?じゃあ花ノ国かな?
中国といえばウォーキュリー聖の封豨や、五老星の魔法陣の形・陰陽道五行のルーツがある国で、エッグヘッド編に大いに関係があります。
ただ場所がウエストブルーなので、麦わらの一味が立ち寄ることはないでしょう
サイとベビー5夫妻のスピンオフとして近々描かれるのかな?
あ、オーズの死体が見つかった氷の国とも関係あるか
ちなみに過去に花ノ国が描かれた時の
この建物
モデルは
中国・重慶市忠県にある観光名所の石宝寨です
200年前の襲撃事件
マーズ聖が「おい…あれは…‼︎」と呼びかけて
ウォーキュリー聖が「間違いない…‼︎」と応答
つまり少なくともウォーキュリー聖は200年前に直接、鉄の巨人を目撃したということ?
でもまだ断言はできません。
そもそもベガパンクがパンクハザードから引っ越して来る前から鉄の巨人はエッグヘッドにあったようです↓
と言ってもエッグヘッドは元々海軍の島
科学班第8研究所でした。
ということは、ベガパンク以前から科学班は政府の命令に従わないという伝統があったんですね
なので五老星は200年前に鉄の巨人を見た!だから不老だ!
と決め付けるにはまだ早いです
…が、ほぼ決まりでしょうね
サルカニ合戦とスリラーバークオマージュ
前回までの「世界のほとんどが海底に沈んだ」という発言から、この扉絵↑の栗はノーランドじゃないか?と言っていましたが、子孫のクリケットまで描かれたので確定とします。
これで全てのピースが揃いました
カニの親子
悪い猿によって殺されてしまう父親のカニ
→サターン聖の命令によって自我を失い死亡したくま
仲間と一緒に非常な猿を懲らしめる子供のカニ
→麦わらの一味を味方に付け、非常なサターン聖と戦うボニー
カニの親子→ニカを信仰するくまとボニーの親子
悪い猿
一番の元凶はサターン聖ですが、その命令を忠実に実行してきた黄猿も悪い猿です。
ボニーを我が子のように大切に見守ってきたベガパンクも父親のカニとみなして良いでしょう。
なので命令に逆らえなかったとは言え、ベガパンクにトドメを刺した黄猿は悪い猿です
馬糞
ここからは子カニの味方達です。
馬糞と言えばカリブー
エネルギー切れでピンチのルフィに食料を与えて復活させたのはカリブーの仕業だと思います↓
栗
直接ボニーに味方したわけではありませんが、五老星が隠したかった世界の秘密は、ノーランドが死ぬ間際に残した言葉と同じでした。
そして1117話ではそれを強調するようにクリケットも登場
(クリークの再登場も栗の要素?)
遠回しですが五老星にダメージを与えたのでカニ側の味方とみなします。
蜂
サターン聖にチクッとダメージを与えにやってきたデボン
白ひげを倒すときに槍を武器にしていたので蜂とみなします。
臼
サルカニ合戦の最後は、臼が猿を押し潰して反省と改心を促すという物語。
なので、ボニーと麦わらの一味を逃すためにやってきた巨兵海賊団は臼の象徴に相応しいと考えます。
ロボの意味
サルカニ合戦の扉絵では子ガニがロボを操っていました。
これは、ロボになった父を操る
→全パシフィスタマーク3を操れるボニー
で、完結とみなすこともできるのですが、、麦わら帽子をかぶったカニなのでニカだと考えることもできます。
となるとこれも繋がります↓
スリラバーク編のセルフオマージュ
封豨の突進で鉄の巨人の巨体が吹っ飛びました。
オーズと同じ体型の超巨体なのに吹っ飛ばされる
これはナイトメアルフィVSオーズの冒頭このシーンのセルフオマージュですね↓
標的を鉄の巨人に変更するまでルフィを追いかけ回していた封豨は猪の化け物です。
猪の化け物に追いかけ回されると言えばコチラ
求婚のローラとアブサロム↓
ということで、明らかにスリラーバーク編のセルフオマージュです。
で、サルカニ合戦+スリラーバーク編のオマージュと考えると…
臼よりも大きなロボに乗る麦わら帽子のカニは
鉄の巨人に乗るニカ
と考えられます。
といったところで今回はお開き。
また来週。
Amazon Prime Video『小さなバイキング ビッケ』
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