第1101話”ボニーへ”【3年越しに届いた思い】

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♀のサテライトはジニーがモデル

ベガパンク サテライト 3年越し カラー
出典:ONE PIECE 1101話 尾田 栄一郎/集英社

ベガパンクの全サテライト+ベガフォース・ワンのカラーが判明しました。

くまの過去を一通り見た後に『♀』のベガパンク3体をよく見てみるとあることに気づきます。

考えてみたらアトラスもリリスもヨークも、♀のサテライトはどれも居てもいなくてもどっちでも良いような存在です。

なのにどうしてワザワザ3体の♀を作ったのか?その答えは3体の外見にありました。

ジニー サテライト 
出典:ONE PIECE 1097話 尾田 栄一郎/集英社
  • アトラスの長いモミアゲと半分ピンクの髪の色(多分ジニーはピンク)
  • ヨークのそばかすと頭のゴーグル
  • リリスの目鼻立ち、口の悪さ、短髪と耳のヘッドホン

そうです。♀のベガパンク3体には全てジニーの要素が入っているんです。

つまりベガパンクは、パシフィスタとしてくまを大量に作り、サテライトとしてジニーを復元することで、ボニーの家族を増やしていたことになります。

そこまでボニーのためを思っていたとしたら、パシフィスタがボニーには攻撃できないプログラムを組んでいたり、五老星の上の威権順位にボニーを設定してたり、何かしらボニーの為の細工をしてる可能性もありそうです。

威権チップ 命令 五老星 セラフィム
出典:ONE PIECE 1072話 尾田 栄一郎/集英社

TAMAGO JIKEN

ルフィ シャツ 卵事件
出典:ONE PIECE 60巻 尾田 栄一郎

↑の巻頭カラー、右下のONE PIECEのロゴの「O」の文字が卵のイラストになっていました。
エッグヘッド編だから卵ですね。

本編ではくまがゴア王国に立ち寄ったり、先週はエースとサボが登場したり、その前はゴア王国のゴミ山の火事をセルフオマージュしたりと、明らかにコミック60巻を読み返したくなるような仕掛けです。

で、実際に読み返してみるとルフィのタンクトップの柄が今回の巻頭カラーのロゴにそっくりでした。

しかもその文字は『TAMAGO JIKEN』→ 卵事件 → エッグヘッド事件‼︎

エッグヘッド事件 ボニー
出典:ONE PIECE 107巻 尾田 栄一郎

『暴力』の文字のタンクトップを着たエースは死んだ
→暴君と呼ばれたくまは自我を失って死んだ

サボが貴族の息子だった事を打ち明けた
→マリージョアでサボに助けられたボニーは世界貴族の娘だった…

見事な伏線です。
尾田先生の天才っぷりが怖いですね。

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地味に政府に逆らっていたくま

七武海 くま 命令 逆らう
出典:ONE PIECE 1101話 尾田 栄一郎/集英社

くまがゴア王国に向かった理由は『ドラゴンの息子を確認したかった』かな?

「子は…親の弱点だ」
今まさに子を人質にされて言いなりになっているくまにとっては刺さるセリフでした。

そんなお忍びでのルフィ視察中に政府から呼び出された王下七武海のくま。

任務は「海賊達が商船を襲い逃走中‼︎海賊船を撃破せよ」

政府がこの命令を海軍ではなく七武海のくまに出した意図は読めています。

「海賊が商船から奪ったお宝を横取りして政府に納めろ」と言う意味です。
世界政府ってそういう奴らですからね↓

海賊と海軍の違い マルコ 白ひげ 没収
出典:ONE PIECE 106巻 尾田 栄一郎

しかしその真意をお見通しのくまは命令違反にならないギリギリのラインで地味に逆らっています。

  1. すぐに海賊船を追わず商船の負傷者のケアを優先
  2. かなり時間が経ち、夜にやっと海賊船に追いついたと思ったら商船にお宝を返却させ自首させた

コレでは政府がくまを向かわせた意味がありません。

政府の言いなりと言われていたくまでしたが、仕返し出来る時には地味に仕返ししてたことがわかって少しだけ気が晴れました。

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3年越しに届いた思い

ボニー 手紙 アルファ 検閲
出典:ONE PIECE 1101話 尾田 栄一郎/集英社

政府の諜報部員アルファの検閲を通過出来ず、くまが書いた手紙は全て捨てられていましたが、3年後、コニー太后の言った通りになりました。

「その内届くよボニー」

ボニー くまの記憶
出典:ONE PIECE 107巻 尾田 栄一郎

手紙を通してではなく、くまの記憶から直接思いを受け取ったボニー。
きっとこのシーン↑は嬉し泣きですね。

急に元気になったボニーを見る限り、くまの愛情は全部届いたと思われます。

ボニー 機嫌 ルフィ
出典:ONE PIECE 1090話 尾田 栄一郎/集英社
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死を受け入れた大人の態度

くま 余命宣告 死を受け入れる 3年越し
出典:ONE PIECE 1101話 尾田 栄一郎/集英社

尾田先生の描くカッコいい男、カッコいい大人の共通点は

  • 死を恐れない
  • 死を受け入れ取り乱さない
  • 大人は子供の未来に命をかける

というのがあります。

今回のくまも、あっさりと自分の死を受け入れて残り時間をいかに有意義に使うか考え実行に移した例です。

ハチノス編のガープも、大人の命よりも子供の未来を守れと教え、自分自身もその教え通りに行動しました。

ガープ 未来
出典:ONE PIECE 107巻 尾田 栄一郎

オハラの学者達も似たような事を言い、同じような行動を取ったカッコいい大人達です。

エッグヘッドに向けられた戦力はバスターコール以上、明らかにオハラ編のセルフオマージュなので、当然オルビアのこのセリフも意識されます↓

オルビア 未来
出典:ONE PIECE 41巻 尾田 栄一郎

あとはヒルルクの死に際とかもか。

ブログに載せなかった細かな気付きとか思い付きの小ネタとかはX(旧Twitter)で投稿しているので良かったらフォローしておいてください。

といったところで今回はお開き。
また来週。

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