ギリシャ神話オマージュ
Vol.4まで進んだ扉絵シリーズ『鬼の子ヤマトの金稲荷代参』
ヤマトの旅の目的は…
- ワノ国全体を自分の目で見て回る国内一周
- 康イエの刀を白舞にある閻魔堂に納める
で、花の都を出発して希美・九里・兎丼・白舞・鈴後の順に回るようです
最初に通る『希美』は、幼少期のヤマトに食事を譲ってくれた『某』の1人、風月おむすびが大名だった土地
なので、風月おむすびの子孫に出会ったりしたらアツいですね
もしかしたら、旅の道中に家臣が増えていったおでんのように、ヤマトも旅の途中でお供が増えていく展開かな?
最終的に『某』の子孫が3人が全員ヤマトのお供になったらいいな
あ、あとは黒炭家のお玉もね
歴代元帥は知らされている?
チョイ見せでも話題になった赤犬の表情
これは知ってた人の顔でしょう
先代元帥のセンゴクも、白ひげの海震による津波を見て「世界が滅ぶ」的な発言してたし
海軍の元帥になる時に空白の100年の真実と
世界が沈没間近だという話を聞かされるのかな?
秘密がバレたら世界がどうなるか、事の重大さがわかってないと
サウロみたいに「協力したらいいでよ」と言い出しかねないからかな
インペルダウン建設の謎
久々のドフラミンゴ登場
牢の中でも元気そうで何よりです
気になるマゼランとの会話ですが、海底の牢獄なのに海面上昇の心配?
と、一瞬疑問に思いましたが、よく考えたらわかりました。
インペルダウンの入り口は海面ギリギリなので、海面が1m上昇しただけでも入り口から大量の海水が流れ込んだことでしょう
ただ、そうするとどうやって建設したんだよというのが気になります
でもやっぱり普通に地上に建てられた塔で、後から海水に飲み込まれたとしか考えられないですよね。
じゃあ800年かけてジワジワと海面が上昇したのか、それとも一瞬で海に飲まれるような大災害が起こったのか?
さらに、インペルダウンの近所にあるエニエスロビーの大穴の底はなぜ海に飲まれていないのか?
その穴の底には何があるのか?
なぜエニエスロビーは不夜島なのか?
その辺もベガパンクによって一気に明かされたりしないかな
それぞれの島民の反応
まず驚いたのは、電伝虫の念波に圏外は無いということ
海底1万メートルのリュウグウ王国にも届く念波ってシンプルに凄い
さて、世界が沈没すると言うベガパンクの話を聞いた各地の住民の反応ですが…
- モックタウンの無知な海賊達はバカにして笑っていた
- すでに島の沈没対策を進めていたウォーターセブンでは世界規模の問題だと知って驚いていた
- WCIの聡明な海賊は事態の深刻さに驚いていた
- すでにビーチが消滅した島では的中した予言に驚き災害の原因を知りたがっていた
- 海面の変動が日常になっている遊牧民は深刻さがわからない様子だった
- 素直で単純な海賊達はショッキングなニュースに混乱していた
この中でも特に面白いのがトンジットじいさんの表情です
「潮が引いてから移動したらいいんじゃないか?」とか考えてるんでしょうか
イカロスの翼
ミノタウロス、迷宮ラビリンスで有名なギリシャのクレタ島の神話で
もう一つ有名なのがイカロスの翼です
「みんなの歌」でも歌った覚えがありますね
「むーかーしーギリシャのーイカロースーはー・・・落ちてー、命を失ったー」という暗い歌詞のやつです。
神話の内容をザックリ要約すると
- 古代ギリシャのクレタ島のミノス王(ミノタウロスの義理の父)に嫌われた天才発明家のダイダロスは、息子のイカロスと共に迷宮ラビリンスに閉じ込められた
- 迷宮には屋根がなかったので、上から脱出するために鳥の羽を蝋で固めて空を飛ぶ装置を作り親子は空を飛んで脱出した
- 空を飛ぶのが楽しくて調子に乗った息子イカロスはどこまで行けるか挑戦を始めた
- ぐんぐん高度を上げて太陽に近づき過ぎたせいで、太陽熱により蝋が溶け空飛ぶ装置が壊れて落下して死んだ
というもので、この話の教訓は『技術が発達したからと言って調子に乗ると死ぬ』です。
まさにベガパンクのことですね
※ちなみに尾田先生がイカロス親子のネタを使うのが今回が2度目です↓
マザーフレイム
「永遠のエネルギーを夢見た」
「この世界を大きく未来へ進めたい一心で」
「私は「太陽」に近づきすぎてしまった」
というセリフと共に描かれたマザーフレイムですが
同時にサターン聖が
「ウッ! ”マザーフレイム”‼︎」
「違う‼︎」
と言っていました。
じゃあイム様が使ったマザーフレイムと呼ばれる兵器は何だったのか?
例えば火薬は、銃弾として使えば兵器ですが、花火として夜空に打ち上げれば人々を笑顔にします
つまりイム様がルルシアで試し撃ちした兵器は、マザーフレイムの力を悪用したモノだったんでしょう。
本来ベガパンクは『無償で太陽エネルギーが行き渡る世界』のためにマザーフレイム作り出したんだと思います
キャラクターのモデルになったアインシュタインも、原爆の生みの親ですからね
爆弾にも発電所にもなる素材
マザーフレイムのモデルは原子力でしょうか
S-108
七武海の姿をしたセラフィム達は
- S-スネーク
- S-ホーク
- S-シャーク
- S-ベア
と呼ばれていました。
そしてマザーフレイムの装置にも同じように「S-108」の文字とルナーリア族のような炎が収められています。
これはつまり、セラフィムの炎の部分だけのクローンを作ることに成功したと言うことでしょう
ということは”消えない炎”を作ることに成功した
ということは…
太陽も作れた
それがマザーフレイム
これが「太陽に近づき過ぎた」という言葉の意味で
ベガパンク自身もイカロスのように命を失う事はわかっていた
→タイトルの回収となります
セルのオマージュあるか?
S-108は最後のセラフィム(人造人間)で未完成?
だとすると、他のセラフィムを吸収して完全体になる展開もある?
ベガパンクはドクターゲロ?
あると思います!
といったところで今回はお開き。
また来週。
関連記事
クレタ島のギリシャ神話とインペルダウン↓
ワンピースを深読みするには世界の神話の知識が必須↓
『今週のワンピ』シリーズ
前回の解説はコチラ↓