永久凍土(ツンドラ)と遊牧民のゲル
共通点1「凍った湖」
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3年ごとに島と島を移動して暮らしていたトンジットじいさんの村人達。
本来は年に一度の引き潮の時にしか移動できないはずが、青キジの能力で海を凍らせて10年分の遅れを取り戻すことができた。
このシーンはモンゴル国にある”ウヴス・ヌール(ウヴス湖)”がモデルです。
モンゴル国最大の湖で、世界最北の砂漠と、世界最南のツンドラ(永久凍土)があることから世界自然遺産に登録されている場所です。
ウヴス湖は、湖なのに塩分濃度が濃く、数千年前は海だったと言われています。
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共通点2「大草原の遊牧民とゲル」

3年ごとに隣の島に移動する”遊牧民”のトンジットじいさんの家。
常に移動する民族なので、家は組み立て式のテント。
この仕組みはモンゴル国の遊牧民と同じ”ゲル”そのもの。
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以上二つの共通点から、ロングリングロングランドはモンゴル国だと言えます。
引き潮と海底と古代の建物
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※あらかじめ断っておくと、この章では気になる謎を散らかすだけ散らかして回収しません。
回収編は別の記事でやろうと思ってます。
さて。
空島から戻ってからと言うもの、やたらと”海の底”に関する情報が増えました。
ロングリングロングランドでは”年に一度の引き潮で現れる陸地”
ウォーターセブンでは”海底の町の屋上に建つ”街と、”海が干上がる引き潮”のアクアラグナ
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このフランキーのセリフは”インペルダウン”にも当てはまります。
レベル6を1階、レベル5を2階と呼んで地上から出入りする普通の建物だった時代があるはずです。
そしてその時から”巨人用の檻”はあった。
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海底と陸地の逆転は現実に起こっている
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上の方で”数千年前は海だったウヴス・ヌール”とサラっと書きましたが、事実なら凄いことです。
ユーラシア大陸のど真ん中で、海に繋がる川のひとつもない湖なのにです。
他にもそういった証拠は世界各地で見つかっていて、エジプトの世界自然遺産”ワディ・アル・ヒタン”もその一つです。
砂漠の真ん中で発見されたのは”クジラの群れの化石”でした。
以上の情報をつなげて考えると、”ひとつなぎの大秘宝”とは、海を無くして陸で世界をつなげることができる装置と言う可能性もありますね。
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”カイドウ”はモンゴル国の歴史上の人物
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12世紀後半はユーラシア大陸は半分以上が”モンゴル帝国(元国)”でした。
東は韓国から西はウクライナまで、全部がモンゴル帝国です。
一番国土が広かった時代のモンゴルで、一番力を持っていた皇族でモンゴルの英雄”チンギス・ハン”
その三男”オゴデイ”の五男”カシン”の子が”カイドゥ”です。
つまりチンギス・ハンの”ひ孫”に当たります。
12世紀のモンゴル帝国(元国)と言えば、2度に渡る日本への襲撃『蒙古襲来』または『元寇』。
これがワノ国編のモデルと考えられます。
『モデルの国』シリーズ
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