実在するマングローブとテーマパークの国
共通点1「マングローブの樹」
シャボン玉が飛ぶ幻想的なシャボンディ諸島は、巨大な”ヤルキマン・マングローブ”の樹の集まりです。
アメリカ・”フロリダ州”南部のエバーグレーズは亜熱帯の湿地帯になっていて、マングローブが集まった林が観光地として有名です。
共通点2「ウォーターワールド」
トビウオライダーズのアジトは海上要塞になっていました。
ケイミーのバイト先の店主で、元アーロン一味のタコの魚人”ハチ”を助ける為に水上バトルになります。
このシーンはフロリダ州のテーマパーク”ユニバーサル・スタジオ・フロリダ”で人気のアトラクションがモデルです。
ウォーター ワールド (吹替版) Amazon Prime Video
共通点3「シンデレラ城」
魚人島の子供達の憧れ”シャボンディパーク”。
ココヤシ村に建てたアーロンパークもシャボンディパークを真似て建設されたことが判明します。
子供の憧れ、キング・オブ・テーマパークと言えば”ディズニー”で、そのシンボルと言えば”シンデレラ城”ですね。
フロリダ州にも当然”ディズニー”はありますが、その規模はテーマパークと言うよりも”都市”に近く東京ディズニーランドの約240倍の面積を誇ります。
以上3つの共通点から、シャボンディ諸島はフロリダ州だと言えます。
伏線回収答え合わせ
冒険の半分を示すレッドラインの麓にあるシャボンディ諸島は、今から考えると後半の海”新世界”編のちょい見せがエグかった。
当時は気づかなかった重要キーワードをまとめてみました。
モリアの忠告と歯が立たない敵
100体の影でドーピングした上に、”ギア2”と”ギア3”の技を重ねてようやく”七武海ゲッコー・モリア”を倒したルフィは、反動で体が縮み気絶するように倒れ込んでしまいます。
体に負担をかけ過ぎるルフィの戦闘法では、この先に待ち受ける”海軍大将”や”四皇”との戦いが思いやられます。
本当にモリアの忠告通りになるのでは?と心配するウソップ。
そして次に上陸したシャボンディ諸島で心配は現実になってしまいました。
物理攻撃が効かない”自然系”の海軍大将。
打撃が効かないはずのゴム人間に打撃でダメージを与える”覇気使い”。
一味全員で総力を上げて1体倒すのがやっとなのに次々と湧いて来る海軍の”人間兵器。
追い討ちを掛けるように現れた本物の”七武海”バーソロミュー・くまによって麦わらの一味は”完全崩壊”を喫してしまった。
後に”バーソロミュー・くま”はルフィの父の仲間であり、一味の”協力者”だった事が判明します。
悪い歴史と魚人島の呪い
大昔の人間は、優れた能力を持つ魚人族を妬み、その存在を恐れた。
その結果、人間達は魚人を差別・迫害し海底へと追いやってしまう。
憎しみの歴史は子供に語り継がれ、”実態の無い怒りが受け継がれる”と言う、負の連鎖が起こっていた。
故郷を魚人に襲われ、大切な人を殺されてしまったナミだったが、人間が魚人に与えた苦痛を知ったことで複雑な感情に見舞われるも、辛い過去に縛られることなく、素晴らしい仲間に出会えた今を楽しむことでアーロンを解き放ったジンベエを赦した。
スマイルの正体
”七武海”のドフラミンゴが経営する”人間屋”が海賊に荒らされた。
しかも天竜人が落札した人魚を逃し、さらに天竜人を殴って大怪我をさせると言う大事件を起こされてしまい窮地に立たされた雇われ店長の”ディスコ”。
オーナーに助けを求めると「時代は”スマイル”さ」とあっさり見捨てられてしまった。
この”スマイル”の謎がパンクハザードで解き明かされ、ワノ国の四皇”カイドウ”戦まで繋がるキーワードとなった。
ちなみに、天竜人暴行事件を受けて”人間屋”は壊滅、地に落ちた”人買いのディスコ”が描かれていることから、人身売買の悪い文化はシャボンディ諸島から消えたようですね。
麦わらの大頭
ニセ麦わらのルフィが100人集めて結成した”麦わらの一味”
これがドレスローザ編で実現します。
ドフラミンゴを倒すために協力したコロシアムの猛者達で結成した”麦わら大船団”
”ミンク族”とゾウ
”人間屋”の暴行騒動で活躍した”喋るシロクマ”の謎。
”動物系”の悪魔の実の能力者かと噂にもなりましたが、その正体は喋る動物”ミンク族”だったことが判明しました。
人語を話す動物の”ミンク族”が暮らす”ゾウ”編も、シャボンディ諸島の段階で既に構想されていたんですね。
”クローン技術”とジェルマ王国
麦わらの一味を襲った”バーソロミュー・くま”そっくりの人間兵器”平和主義者”。
同じ顔で同じ強さの人間兵器が何人も登場する謎は、サンジの故郷にありました。
まだ本編でハッキリと説明された訳ではありませんが、ジェルマの国王”ジャッジ”が昔、ベガパンクと一緒に研究していたと言う事実から、ベガパンクはクローン技術を使って”平和主義者”を量産していると考えて間違いないでしょう。
コチラの”ベガパンクについて”の考察の中でもっと詳しく書いています。
ルフィと張り合う船長達
シャボンディ諸島で特に印象的だった”3船長”の意地の張り合い。
そして”ロー”と”キッド”の共闘。
これがワノ国編を予言する伏線となっていました。
『モデルの国』シリーズ
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