この記事では
- 初期の黒ひげ海賊団5人のモデルになった海賊
- キャラクターデザインのモデルになった映画
について書いています。
マーシャル・D・ティーチ
『マーシャル・D・ティーチ』
「四皇」黒ひげ海賊団 提督
異名:黒ひげ
懸賞金:22億4760万ベリー
能力:ヤミヤミの実(自然系)
悪魔の実史上 最も凶悪とされる”ヤミヤミの能力”を手に入れる為に4番隊隊長”サッチ”を殺し、その事件をキッカケに勃発した頂上戦争では、白ひげ”エドワード・ニューゲート”にトドメを刺して”グラグラの能力”まで手に入れ、史上初の二つの能力者となった”ティーチ”。
エドワード・サッチ・ティーチは全て、実在した海賊”黒ひげ”が名乗った名前です。
エドワード・ティーチ
名前:エドワード・ティーチ/エドワード・サッチ
通称:黒ひげ
出身地:イングランド王国ブリストル
拠点:カリブ海
本名エドワード・ティーチ、偽名でエドワード・サッチと名乗ることも。
長く伸びた黒いアゴ髭に、火の着いた導火線を編み込んで敵船を襲ったことから”黒ひげ”と呼ばれて恐れられるようになりました。
ジョニーデップ主演の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」をはじめ、多くの創作作品のモデルとなっている世界一有名な海賊です。
ちなみに実在の海賊”黒ひげ”を討ち取ったのが、イギリス海軍のロバート・メイナード大佐です。
同じ名前を持つキャラはワンピースでも登場しますが、果たして黒ひげを倒せる程の人物になるのでしょうか。
ジーザス・バージェス
『ジーザス・バージェス』
黒ひげ海賊団 一番船船長 兼 操舵手
異名:チャンピオン
懸賞金:2000万ベリー(頂上戦争時点)
ムキムキの逆三角形ボディ・覆面姿・技は”波動エルボー”や”不沈艦ラリアット”・時々ナイフで凶器攻撃を繰り出すことからプロレスラー、それもヒールとして描かれていることがわかります。
バージェスは実在の黒ひげと海賊同盟を結んでいた人物がモデルです。
ジョサイア・バージェス
名前:ジョサイア・バージェス/トマス・バージェス
出身地:イングランド王国
拠点:カリブ海
中世バハマのニュープロビデンス島に存在した海賊共和国で結成された海賊グループ”フライングギャング”で活躍した海賊の1人です。
※画像は同じ海賊がモデルのゲーム「アサシン クリード」より。
ヴァン・オーガー
『ヴァン・オーガー』
黒ひげ海賊団 三番船船長 兼 狙撃手
異名:音越
懸賞金:6400万ベリー(頂上戦争時点)
初登場のシーンでは、人間の視力では考えられない距離のカモメを3羽同時に撃ち落とし、チョッパーを驚かせましたが、それに対してナミは「まだ見えてもいない島から狙撃を?チョッパー それはムリよ」ウソップも「ハハ…そりゃ どんな”視力”で どんな”銃”で どんな”腕前”の狙撃手だよ」と2人とも信じてくれませんでした。
対エース戦では、まだ話しているエースの眉間・心臓・みぞおち・土手っ腹に4連射を撃ち込むといったケンカっ早い一面も。
このオーガーも海賊共和国に実在した海賊がモデルです。
ジョン・オーガー
名前:ジョン・オーガー
拠点:カリブ海
バージェスと同様、海賊共和国で結成されたグループ”フライング・ギャング”の海賊の1人です。
ウッズ・ロジャーズの呼びかけに応じて自首し、一度は恩赦によって免罪となりましたが、その後すぐに海賊行為を再開し罪を重ねました。
そしてベンジャミン・ホーニゴールドによって捕らえられ処刑されてます。
ここで紹介した2人の大物海賊「ベンジャミン・ホーニゴールド」と「ウッズ・ロジャーズ」を合わせると「ゴールド・ロジャー」になりますね。
ラフィット
『ラフィット』
黒ひげ海賊団 五番船船長 兼 航海士
異名:鬼保安官
懸賞金:4220万ベリー(頂上戦争時点)
能力:不明(おそらく動物系)
黒ひげを七武海に推薦するため、単独でマリージョアに乗り込んだり、船長を代ろうかと言うピサロに「ブチ殺しますよ」と言ったり、黒ひげを「提督」と呼ばないバージェスを注意したり。
船長への忠誠心が強いところと、ステッキを持ち歩くところがブルックに似ています。
ラフィットはアメリカで公園の名前にもなった有名な海賊がモデルです。
ジャン・ラフィット
名前:ジャン・ラフィット
出身地:フランス/ボルドー
拠点:メキシコ湾
ジャン・ラフィットは海賊行為は働きましたが、紳士的な服装と振る舞いで、話す内容も知的でウィットに富んだ発言ができる鋭い才知を持った人物だったと賞賛されています。
彼の名前が付けられたジャンラフィット国立公園や、兄弟のピエールが営んでいたラフィット鍛冶屋が観光名所になるなど、民衆の支持を得た人格者だったようです。
ドクQ
『ドクQ』
黒ひげ海賊団 九番船船長 兼 船医
異名:死神
懸賞金:7200万ベリー(頂上戦争時点)
生まれつき体が弱く、よく吐血する医者です。
愛馬”ストロンガー”も主人に似ていてよく吐血する巨大な馬です。
しかし白ひげに総攻撃を仕掛けた際には、大鎌を武器に飛びかかっているところが描かれています。
名前の由来は医者だけに”救急ドクター”
ひっくり返して”ドクター救急”、略して”ドクQ”というシャレです。
ドクQのモデルと一緒に、初期の黒ひげ海賊団の5人のモデルが登場する映画について紹介します。
初期の5人は映画「バロン」がモデル
1988年公開のイギリス映画『バロン』
尾田先生はきっとこの映画の大ファンのはずです。
『ストーリー』
大きなワシ鼻が特徴の冒険中毒の主人公、ミュンヒハウゼン男爵のウソのような冒険物語。
男爵には特殊能力を持つ4人の家来がいます。
- トルコからオーストリアまでの距離を、走って1時間以内で往復できる俊足のバートホールド
- 千里眼を持ち、地球の裏側までも正確に射撃できるアドルファス
- 大人数十人を吹き飛ばすほどの肺活量をもつ小人のグスタヴァス
- 1人で軍艦2隻を投げ飛ばす怪力のアルブレヒト
アドルファスなんて見た目や銃の形がそのまんまヴァン・オーガーです。
”千里眼”で地球の裏側でも狙撃を成功させるといった設定もそのまま活かされているようです。
そして、冒険中毒のミュンヒハウゼン男爵はいつも”死神”に命を狙われていました。
この”死神”が人間の医者に化けて男爵の命を奪うのですが、これが”ドクQ”のモデルです。
しかし、ワンピースとバロンの共通点はコレだけではありません。
男爵の冒険はとどまる所を知らず、なんと月面まで到達してしまいます。
そこでは世界の創造主を名乗る”月の王”が登場するのですが、その発言も態度も見た目も”天竜人”そのものでした。
いかがでしょうか。もはや実写版だと思いませんか?
古い映画ですが、ワンピース好きなら絶対に楽しめるので、興味が湧いたら是非一度観てみてください。
バロン Amazon Prime Video
『キャラのモデル』シリーズ
続編はコチラ↓