着物の柄
ワノ国編が始まったばかりの頃は、ルフィとゾロのどちらも”太陽”の柄でした。
今ならこれが”太陽の神ニカ”や、”ワノ国の夜明け”を匂わす伏線だったことがわかりますね。
『四十八茶百鼠』
江戸幕府は 国民から金を巻き上げる為に「奢侈禁止令」を出しました。
「庶民は派手な色の着物禁止!茶色・鼠色・藍色しか着てはいけない」と、庶民の贅沢を禁止して 余った金を国に納めろという内容です。
これが江戸っ子の反骨精神に火を付けました。
「茶色・鼠色・藍色なら良いんだな?」と
卓越した技術で絶妙なグラデーションを生み出します。
茶色だけで48色、鼠色だけで100色ものパターンを作ったとして”四十八茶百鼠”という言葉が生まれました。
実際には各色100以上のパターンがあったと言われています。
この粋な江戸っ子から生まれた言葉は、古代巨人族の名前にも付けられていますね。
「子持ち亀甲」
江戸っ子大好きな尾田先生が、着物の柄に意味を持たせないはずがありません。
調べてみたらやっぱりルフィの柄は特別でした。
『亀甲』
六角形は自然界で”強さ”を表す形です。
亀の甲羅、蜂の巣。
現代ではハニカム構造として 強度と軽量を備えた理想的な形として知られていますね。
家紋や柄に六角形を使う場合は”亀の甲羅”を意味し、長寿の亀→縁起が良い とされます。
さらに 六角形を二重にした「子持ち亀甲文様」は、子孫繁栄の意味も加わりとっても縁起の良い柄です。
巴紋
ちなみに、太鼓の柄は”右二つ巴”といいます。
雷神の太鼓にも描かれているというのが、ルフィに関係ありそう。
『巴』
巴紋は縄文遺跡にもみられる非常に古い文様。
雷神が背負う太鼓にも描かれるように雷鳴を表している。
※渦や蛇、雲、胎児、鞆絵(ともえ)に由来する説あり。歴史上最初に登場する家紋で、公家、武家の家紋の他に神社の神紋など非常に多く使用されている。
家紋のいろは
笑顔で”月姫”を弾く日和
”月姫”を弾くと”日和”としての顔に戻ってしまうためオロチの前では面が欠かせませんでした。
面の下では美しい顔がどれほど歪んでいたことでしょう。
父おでんのカタキであるオロチが死に、光月家がワノ国の将軍家に戻り、20年の苦しみから解放された日和は、笑顔で”月姫”を弾けるようになりました。
泣ける…
いつも日和のシーンで深入りして泣いてます。
仮面 + 生きていた先代 + 地下に幽閉
海賊に国を乗っ取られても生かされていた元国王。
仮面で正体を隠して戦い続けていた姿は、ドレスローザのリク王と同じです。
国を乗っ取った側の政治的な理由から、先代の王は利用価値が高く 殺さずに残しておくことが多いです。
王に従う兵士さえ奪ってしまえば、王個人の戦力なんて怖くありません。
これは天竜人にも言えること。
海軍とサイファーポールを倒せば 天竜人なんて裸の王様です。
殺す価値もないなら全員インペルダウンに幽閉で良いんです。
生きてて良かった”お鶴”
鬼ヶ島討ち入りの前に「おこぼれ町」ごと焼かれ、死んだと思っていた”お鶴”が生きていた。
良かったけど、これでフクフク(2929)の能力者で侍の”錦えもん”が仲間になる説は完全に終了ですね。
新旧3大将
緑牛の立場が描かれましたね。
どうやら先週の解説で期待していた展開にはならなそうです。
あくまでも海軍3大将の性格は
「徹底的に海軍寄り・懐疑的・どっちつかず」の3パターンに分かれるようです。
王の家来
ルフィのこのセリフ、少し気になりました。
「王の家来」って誰のこと?
普通に考えたら「王=将軍」で、足首に逆さ三日月の入れ墨を彫り 光月を信じて20年待っていた侍のことでしょう。
だけど、ルフィが「将軍=国王」と認識したシーンの説明が今まで無いんですよね。
(あったらTwitterのDMで教えて)
でも実質的にワノ国では「将軍=国王」なので間違いではないです。
これはルフィ独特の”ザックリとしてて ズレた認識”と解釈して良いものなんでしょうか…