『グリーン・ブラッド』という作品のオマージュ
本編でも登場する『グリーン・ブラッド』という単語は、柴田昌弘のSF少女マンガのタイトルと同じです。
”MADS”が集合した扉絵は『グリーンブ・ラッド』1巻の表紙と同じ構図なので、オマージュなのは間違いないですね。
気になるその内容は…
人間の奴隷として作られたアンドロイドが人間としての尊厳を得るために戦う
というもの。
セラフィムと似たような状態です。
ということはセラフィムも自由を欲しがるようになる?
”解放の戦士ニカ”によって自由を得たセラフィムが、自分の意志でルフィの味方に付く?
このセリフが伏線となるのでしょうか。
それにしても話が違うぜクイーン。
痩せてる時はカッコいいじゃないか。
MADSの女性はステューシー?
今週の扉絵に描かれた後ろ向きの女性はステューシーでしょうね。
エッグヘッドを「懐かしい」と言っていたし、元MADSと考えて間違いないでしょう。
となると、このシーンは「MADSの頃の思い出トーク」だったことになります。
ビッグマムはジャッジとの関係を知っていて、元同僚としてこのメンツをお茶会に呼んだ?
とすると、このテーブルは”元MADS”を集めた席であり、シーザーもこの席に座らせる予定だったんでしょう。
【仮説】ステューシーとソラは姉妹?
※ステューシーが元MADSだったという前提の考察です。
もしサイファーポールの任務で”ベガパンク監視”の為にMADSに所属していたとしたら
- ベガパンクによる血統因子の発見を政府に報告
- 政府によるMADS買収の仲介役
これらがステューシーの手柄です。
対価としてCP-0への格上げや、莫大な報酬を受け取ったと考えられます。
だから現在は”歓楽街の女王”の肩書きも持っている?
ところで、”金髪”に”青い瞳”の美人といえば、サンジの母ヴィンスモーク・ソラの特徴と一致します。
ソラは操作された血統因子に影響を及ぼす程の「劇薬」を飲んで体調を崩しました。
この薬を自分で調合したとしたらすごい科学の知識です。
また、科学への理解や知識の無い女性をジャッジが妻にするとは考えられません。
ということは、ソラも元MADSの研究員と考えるのが自然です。
ステューシーとソラ。
同じ科学の組織に似たような外見の美人が2人。
とすると「美人科学者姉妹」だったなんてことは…?
つまりステューシーはサンジの叔母?
この考察が当たっていたらこのブログの拡散をお願いしますね。
”白い”と書いて”ドーン”
ニカの姿での戦いはまだ2回目なのに、すでに技名を考えていたルフィ。
必殺技名を付けるセンスはトップクラスです。
じゃあ、あの時の技はゴムゴムの”白い”ピストルでしょうか。
”ドーン”と書いて”白い”と翻訳できる言葉は現実には無く、オリジナルの当て字です。
どんな意味が込められているんでしょうか。
ドーン = 夜明け
”ドーン”は第1話のタイトルに含まれています。
”ROMANCE DAWN”-冒険の夜明け-
つまりドーンは「夜明け」の意味です。
夜明けといえば…
ペドロの話を聞いたルフィは、自分が”世界を夜明けに導く者”だと自覚してこの技名を付けた?
うーん、ルフィが自分からそういう役目を背負うとは考えにくい。
もう1人の夜明け
ネプチューン王の言い間違いのシーン。
コレ わざとだと思います。
ゾロの師匠であるジュラキュール・ミホークはドラキュラがモデルなのは過去に解説しました。
ドラキュラ伝説の元は、ワラキア公国の串刺し公ヴラド・ツェペシュの噂です。
ワラキア公国が現在ではルーマニアとなっています。
で、ネプチューン王の言い間違い「ゾリ」をルーマニア語で変換すると、なんと「夜明け」の意味になるんです。
ニカの技名”ドーン”→夜明け
ゾロの呼び間違え”ゾリ”→夜明け
第1話のタイトル”ROMANCE DAWN”-冒険の夜明け-
ひとまず夜明けに強いこだわりを感じることはわかりました。
四皇の色は空の色?
「白い = ドーン = 夜明け」
だとするとこんな考え方もできますね。
- ルフィが明け方の白
- バギーは昼間の青空
- シャンクスが夕焼けの赤
- 黒ひげが真夜中の黒
2年前と同じセリフ【セルフオマージュ】
ルフィ以外の敵に負けたことがないルッチは劣勢の展開に慣れてない。
弱気な時のセリフなんて普段考えないんです。
だから素直な感想を心の中で呟く。
それが2年前と全く同じだとしても仕方ないんです。
慣れてないから人生で2度目です。
劣勢な時の語彙力の無いルッチが可愛いですね。
悪魔の能力の再現
変態 × ハードボイルド こんなレアな特徴を持つ2人が出会った奇跡。
戦いの中でお互いを認め合い、敵同士にも関わらず兄弟分になりました。
同じ能力者が現れたということは、前任者は死んでしまったとこを意味するはずです。
読者もフランキーと同じことを思いましたが、セニョールピンクは生きているそうです。
その秘密が『グリーン・ブラッド』
グリーン・ブラッド
「能力者の血統因子(DNA)から特殊な血液を生成し投与することで能力を得られる」
血清みたいなものですね。
つまり、能力者の親の血を受け継いだ子供にも能力が宿る。
アラバスタのファルコンとジャッカルや、バンダーデッケンの一族のケースを考えれば納得です。
じゃあ、ヤマトの場合は?
能力者の子が、別の実を食べた場合、親の能力が入った血は無視される?
この辺も今後納得できる説明があるんでしょうか。
それと「腕に通した」と言うグリーン・ブラッドの仕組みがイマイチわかりません。
腕が凹んで見えるので、腕の一部を切り取ってパイプに変えた?
バングルのように巻き付けてあるだけ?着脱可能?
この部分だけ壊せば能力者じゃなくなって、片腕も簡単に取れる?
どうなんでしょうか。
バスターコール以上の戦力
世界の秘密を知った為にバスターコールで消滅させられたオハラ。
同じように、世界の秘密を知ったベガパンク。
しかもベガパンクの脳には誰でもアクセスして秘密を知ることが出来てしまうと言います。
政府としては何がなんでもエッグヘッドとベガパンクの脳を完全に消し去りたいところ。
ですが、エッグヘッドはウェポン・ビーストやセキュリティ・レーザーなどを備えた鉄壁の要塞です。
”海軍本部中将5人と軍艦10隻”のバスターコールでも歯が立たないでしょう。
ということで、”海軍大将と軍艦を可能な限り”という、バスターコールとは比べ物にならない程の戦力を集めていました。
そういえば、アラバスタでもエニエスロビーでもウォーターセブンでも、軍艦からは逃げるだけでした。
それに2年前のシャボンディ諸島では、パシフィスタ、くま、黄猿、戦桃丸からも逃げるだけでしたが、今回は全部倒すんでしょうかね。
黄猿 VS ルフィが楽しみです。
といったところで今回はお開き。
また来週。
Amazon電子コミック→ グリーン・ブラッド全2巻
『今週のワンピ』シリーズ
先週はコチラ↓