『古代兵器の正体』
- プルトン・ウラヌス・ポセイドンが登場するギリシャ神話
- ビッグマムの僕もギリシャ神話
- 巨人族と北欧神話
- ゾロとインド神話
- 黄猿と日本神話
- パプワニューギニアの神話
を解説していきます。
古代兵器の正体はギリシャ神話
”神”の名を持つ 3つの古代兵器
- 「プルトン」
- 「ウラヌス」
- 「ポセイドン」
これらは全てギリシャ神話に登場する「地底(冥界)」「天空」「海」の支配者の名前です。
プルトン(別名ハーデス)
父クロノス、母レアの間に生まれたオリュンポス十二神のうちの1柱で、ゼウスとポセイドンの兄です。
いろいろあって、祖母ガイアの命令で父クロノスと戦うことになります。
(ティタノマキア)
最終的にゼウスがクロノスを倒し「神々の王」の座につきました。
次に活躍したポセイドンは「海の支配者」に。
その次に活躍したハーデスは「地底の支配者」の座につきました。
※第1055話”新時代”で、ワノ国のずっと地下の奥深くに古代兵器”プルトン”が眠っている事が判明しましたね。
地底の支配者の名前通りの隠し場所です。
ハーデスとアブサロムの共通点
神話の世界において、地底は”死者の国”という決まりがあります。
つまり地底の支配者ハーデスは冥界の王でもあります。
またハーデスは一目惚れした美女を地底に誘拐して無理やり結婚しています。
ハーデスのペットは3つの首を持つ地獄の番犬ケルベロス
またハーデスはティタノマキアにおいて、”姿が消える兜”を使って敵の武器を奪い勝利をアシストをしました。
- 死者の国の王(墓場の王)
- 一目惚れした女性を誘拐してムリヤリ結婚
- ペットはケルベロス
- 姿が消える能力
共通点を並べてみたものの、古代兵器”プルトン”とアブサロムにどこまで関係があるのかは全くわかりません。
ウラヌス
ウラヌスとは
上で紹介したクロノスの父で、初代「神々の王」です。
つまりウラヌス→ クロノス→ ゼウス の順で「神々の王」が代替わりしました。
妻は大地の女神ガイア
ウラヌスとガイアの間に産まれたのが巨人の神々ティタン十二神です。
※クロノス軍 vs ゼウス軍のティタノマキアとは
巨人の神「ティタン十二神」vs 小さい神「オリュンポス十二神」の戦いという事になります。
地底の支配者”プルトン”の名前を持つ古代兵器がワノ国の地下深くにありました。
じゃあ、巨人の神の親分である”ウラヌス”の名前を持つ古代兵器は巨人の国”エルバフ”にあるんでしょうか?
ポセイドン
ポセイドンとは
ハーデスの弟でゼウスの兄。
父クロノス、母レアの間に生まれたオリュンポス十二神のうちの1柱
ティタノマキアの功績を認められ海洋と大陸の支配者となった神です。
トレードマーク 三叉の矛(トリアイナ)の威力は凄まじく、嵐や津波を引き起こしたり、大陸を沈ませるほどの地震を起こしたり、どんなものでも木端微塵に砕くことができます。
ゼウス
ゼウスとは
ハーデスとポセイドンの弟。
父クロノス、母レアの間に生まれたオリュンポス十二神のうちの1柱。
末っ子。
ティタノマキア以降は神々の王、天空の神、全知全能の神。
権力者の地位を利用して、美女を見かけたら必ず妊娠させる超が付く女好き。
手に持つ雷の形をした武器の名前は雷霆(ケラウノス)
一撃で世界を熔解させ、全宇宙を焼き尽くすことができるほどの威力を持つ。
プロメテウス
「プロメテウス」とは
ティタノマキアで生き残ったティタン神族で、戦争の際にゼウスに味方したので許された裏切り者です。
元々は敵だったことから、ゼウスによくいじめられます。
巨人族と北欧神話
巨人族のモデルは北欧の戦士ヴァイキングです。
名誉ある戦死を望むヴァイキングが信仰するのは、最高神オーディンで知られる北欧神話です。
グングニル
グングニルとは
北欧神話の主神オーディンの持つ槍の名前です。
※槍の他にも
がオーディンの特徴とされています。
ゾロと古代インド神話
何かと仏教用語を使うゾロ。
空海によって中国から日本に伝わった仏教ですが、そのルーツをずーっと辿ると古代インド神話まで遡ります。
阿修羅
阿修羅とは
仏教のルーツである古代インド神話に登場する悪魔族アスラのこと。
バラモン教・ヒンドゥー教・仏教で信仰する神や仏は、インド神話に登場する神や魔族が元になっています。
技名と日本神話
「天満大自在天神」とは
日本3大怨霊の1人「菅原道真」を恐れて神格化した後の名称。
学問の神であると同時に雷神としても知られる。
八咫鏡
「八咫鏡」とは
日本の最高神である太陽神アマテラスオオミカミの姿を映した鏡とされる。
アマテラスオオミカミの子孫とされる日本の王「天皇」が、代替わりする時に三種の神器も引き継がれます。
天叢雲剣
「天叢雲剣」とは
三種の神器の一つ。
アマテラスオオミカミの弟であるスサノオが八岐大蛇を退治した時に手に入れたとされる剣。
八尺瓊勾玉
「八尺瓊勾玉」とは
三種の神器の一つ。
※元々は三種の神器には含まれていなかったが、海外では王位継承の証が3つで、玉があったためそれに合わせたとする説もある。
パプニューギニアの神話
72巻のSBSで
「海坂がうさぎにしか見えないんですけど‼︎‼︎」という質問に対する尾田先生の答え。
「パプア・ニューギニアにこんなお話があるそうです。
食べものがなくなったうさぎ達が魚達をダマして、並んだ魚の背にのって海を渡ったというお話。
昔の人々は、白い波をはねるうさぎに見たてて、こんな話を作ったのではないでしょうか?
波ってうさぎに見えるよねー。」
この話にソックリな話が日本の神話の中にあります。
イナバの白ウサギ
『因幡の白兎』
海の向こう岸まで渡りたかったうさぎはワニを騙して道を作ることを思い付きます。
「うさぎとワニのどっちが数が多いか比べよう」
そう言ってワニを一列に並ばせ、数えるフリをしてその背をぴょんぴょん飛び跳ねて海を渡ります。
間もなく岸に着くと言うところでワニを騙したことを口に出してしまったうさぎ。
怒ったワニはうさぎの皮を剥いでしまいました。
剥き出しになった皮膚に海水が染みてうさぎが痛がっていると、通りかかったオオクニヌシが助けてくれたという話です。
日本の神話とパプア・ニューギニアの神話が同じってすごく不思議ですね。
『物語のモデル』シリーズ
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