遺跡と宮殿と川とビーチ
共通点1「植物に侵食された遺跡」
ロビンが辿り着いた無造作に古代文字が残されていた遺跡は植物に浸食されほとんど同化していました。
この遺跡はカンボジアの世界遺産”サンボープレイクック遺跡”がモデルです。
カンボジア王国の遺跡と言えばアンコールワットが有名ですが、この遺跡はもっともっと昔に”古代クメール人”によって建てられた”カンボジア初の寺院建築”と言われています。
共通点2「神殿と宮殿」
エネルが住処にしていた代々スカイピアの”長”が住む神殿。
この神殿は首都”プノンペン”にある王宮”シルバー・パゴタ”がモデルです。
現・国王が住んでいる王宮なのに、観光地として一般開放されています。
ただし、ドレスコードがあって短パン、タンクトップ、ミニスカート、サンダル禁止なので麦わらの一味は入れません。
共通点3「世界で唯一”逆流”する川」
”試練”に挑まされたルフィ達が使った水路。
これもカンボジア特有の風景です。
”トレンサップ”という川は世界で唯一”逆流する川”として知られています。
5月から11月の雨季になると、氾濫して行き場を失った川の水は逆流を始めます。
しかしこの水害によって土に栄養が行き届き、人々は豊作に感謝するのでした。
共通点4「リゾートビーチ」
空島で初めて上陸した地面がフカフカ雲の”エンジェルビーチ”もカンボジアの特徴です。
カンボジアはヨーロッパのセレブの間では有名なバカンス先でした。
”ロン島”と”ロンサレム島”は白い砂浜にヤシの木が生えたまさに高級リゾート地です。
共通点4「大量虐殺」
エネルは空島の住人を”不自然な存在”として皆殺しにするつもりでした。
これはカンボジアで実際に行われた民族虐殺”ポル・ポト政権の愚民政策による大量粛清”がモデルです。
人間は自然のままに生きなければならない。科学や文明などは必要ない。知識も必要ない。
として、教育を受けた大人を次々に処刑する狂った時代がありました。
メガネをしているだけで知的だとして処刑対象にされたそうです…
以上の共通点から、スカイピアはカンボジア王国だと言えます。
シャンドラ遺跡はマヤ文明
シャンドラのピラミッドはグアテマラ共和国にあるマヤ文明の遺跡ティカルがモデルです。
根拠はモンブラン・クリケットの存在です。
毎日無茶な潜水を繰り返したせいで潜水病が持病になり体を壊していたクリケット
これと似たような行為をしていたのが、マヤ文明研究の第一人者”ジョン・エリック・シドニー・トンプソン”です。
モンブランとトンプソン。まず名前が似ています。
トンプソンはマヤ文明の”生贄の儀式”が行われていた湖を発見し、毎日潜水しては湖底にある人骨を拾って研究していました。
しかし、不衛生な湖に不完全な装備で潜り続けたため感染病になり健康を損なってしまいました。
『モデルの国』シリーズ
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