再び空島オマージュ

前回の扉絵考察でも解説した通り、空島編のオマージュに戻って来ましたね
自称神、天竜人によるゴッドバレーでの人間狩りも
エルバフで子供を人質にしたゲームも
どちらも空島でエネルが始めた試練と空島の住民ごと消滅計画のオマージュです

市民を守る軍人

本来なら天竜人を守る立場のドラゴンが、狩りの獲物を助ける為に天竜人を撃ってしまいました
神のための軍人が、神の意に反して市民を助けるところも空島オマージュですね↓

ちなみにマッキンリーが所属していたホワイトベレー部隊は
アメリカ陸軍特殊部隊群グリーンベレーがモデル
マッキンリーという名前は、奴隷制度の廃止をめぐる南北戦争で軍人として戦った経験を持つ大統領ウィリアム・マッキンリーがモデル
奴隷、くま、南北戦争と言えば、くまがソルベ王国の国王を倒すキッカケも南北戦争がモチーフでした

ドラゴンとベルメール、ナミの血筋

戦場から赤ん坊を助けた軍人と言えばベルメールを思い出します
以前、シャンクスの考察をした時にナミの生い立ちに似てると思いました
- 赤ん坊の時に軍人に助けられ故郷の外に出る
- 義理の親に育てられる
- 幼いうちに義理の親と死別
- 特別な血筋?

ルフィを遠くから見守る父親のようなシャンクスと、ルフィを近くでサポートする女房のようなナミ
生い立ちは同じだけど、ルフィとの関わり方が真逆な感じですね
もしもナミとシャンクスが意図的に真逆に描かれてるとしたら、ナミは天竜人の真逆に位置する特別な血筋かもしれません
だとしたら、Dの一族?
それも天竜人の天敵のデービー一族?
もしかしたら この2人は遠縁の親戚かもしれませんね↓

バベット家のモデルはエリザベス女王

マンマイヤー家とフィガーランド家のモデルや意味は過去に解説したので
今回はバベット家のモデルを考察します
「バベット(Babette)」とはヨーロッパの女性の名前です
「〜ette」という語尾はフランス語で
「小さい」「可愛らしい」という意味であり
Babetteは「小さなエリザベート」「可愛いエリザベート」が語源です
エリザベートは英語で「エリザベス」
大航海時代がモデルの海賊マンガでエリザベスと言えば、イギリス女王のエリザベス1世

つまり「バベット家」という名は、エリザベス女王=王権の象徴 となります
マンマイヤー家は世界一の銀行屋マイヤー・ロスチャイルドがモデルでした
マンマイヤー家=金融支配(ロスチャイルド)
バベット家=王権支配(エリザベス女王)
金と権力
支配を象徴する貴族の名前なので、天竜人のモデルにふさわしいと思います
見た目と年齢

神の騎士団はイム様の能力で不老不死なのかと思っていましたが、ガーリングとソマーズはちゃんと38年前の姿をしています
たぶん軍子もこの時までは普通に歳を取ってたんでしょうね
で、ゴッドバレー事件の時にイム様の能力の影響で不老になったんでしょう
この時の軍子が見た目通りに24歳くらいなら
ブルックとの記憶と年表を計算するとだいたい合うんですね

ブルックが海賊になり、ラブーンと再会の約束をしたのが52年前
軍子と会ったのは、ブルックがまだ王国の騎士団の頃です
シルエットの軍子は7歳くらいでしょうか
で、38年前のゴッドバレー事件当時の軍子は24歳くらい?
ゴッドバレー事件の17年前に2人が会ってたとすると55年前くらい?
これで計算が合います
神の騎士団

なかなか濃いメンツですね
ガーリングの隣の上品な女性がたぶんバベット家でしょう
右の中段にはニセ太陽神を名乗っていたロードと同じ趣味の奴もいます
その後のファンキーな巨体の女性は角がアバロ・ピサロにソックリです
何か関係があるんでしょうか?

扉絵

ヤマトの扉絵シリーズVol.42
「”花の都”を一望できる、おでんと仲間を祀るお堂」
これは一目でオマージュ元が特定できました
先週の扉絵と今週の本編の考察の答え合わせみたいなものです
これの構図ですね↓

といったところで今回はお開き。
また来週。
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先週の解説はコチラ↓
バッカニアとはカリブ海の海賊のことで黒ひげ海賊団のモデル↓
ドラゴンのように戦場から赤ん坊を助けた海兵↓
天竜人の名前のモデルとゴッドバレーの場所↓
くまのモデルのメキシコの革命家↓
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