「ありがとう」を言い合う海賊たち
尾田先生のこだわりとして有名なのが
- 「おれ」はひらがな
- 「ねェ」などの小さい文字はカタカナ
- どんなキャラでも感謝の言葉は「サンキュー」などで誤魔化さず、ハッキリと「ありがとう」を言わせる
特に「ありがとう」のこだわりが個人的に大好きです。
理由について86巻のSBSで
「そういう時にカッコつけて言葉をにごす様な奴は、逆にカッコ悪いと思います」
と回答しているように、ハッキリと「ありがとう」を言えるヤツがカッコイイ奴なんです。
この美学がワンピース読者全員に浸透したら良いなと思いますね。
マルコと紳士なシャンクスの場合
「いい乗り合い船が近くに来てるんで おれは一足先にココ出るよい」
と、ルフィに挨拶しに来たマルコも、覇気でシャンクスだと”察知”できたみたいですね。
覇王色の覇気には「声」のように、人それぞれの特徴があるようです。
それにしてもシャンクスとマルコは、微妙なもどかしい関係ですね。
お互いマンザラでもないクセに素直にくっ付かない感じがムズムズします。
シャンクスに気を持たせてタクシー代わりに利用し「じゃ、送ってくれてありがとよい‼︎」で逃げるマルコと、フラれる事が分かってても送ってあげるシャンクス
両思いなんだから早くくっ付け!と思います。
コチラで予想した四皇の勢力がなかなか完成しません。
マルコに礼を言いたかったルフィ
ゾウにて、ネコマムシからマルコの名前が出た時に
「また会って礼を言いてェなー」と言っていたルフィの伏線がしっかりと回収されました。
ルフィが「やりたい」と口に出した事は、細かい事でもちゃんと覚えてて叶えさせてあげる尾田先生。
作者とキャラクターは本来、完全に支配関係のはずなのに、支配を嫌うルフィというキャラクターを尊重する尾田先生はもはや、”孫のお願いをなんでも聞いてあげるおじいちゃん”みたいな関係性になってるんじゃないでしょうか。
黒ひげとコビーの場合
黒ひげも尾田先生の中では”海賊らしくてカッコイイキャラ”です。
その証拠に、インペルダウンで仲間になる前のシリュウに助けられた時にはきちんと「ありがとう」と言っています。
ということは、コビーに対する
「世話になった」
「お前のお陰で」
というセリフは、危機を救ってくれた”感謝”ではなく、”海軍の失策を利用できた”お陰で欲しいモノが手に入ったという”皮肉”めいたセリフに聞こえます。
『ロッキーポート事件』は『ゴッドバレー事件』の再来のように描かれていますが、この2人はまだ、ロジャーとガープのような信頼関係は芽生えていないでしょう。
レイリーとハンコックの場合
何かとハンコックの面倒を見てあげる”イケオジ”のレイリー。
「女好きだから女ヶ島を守っていいカッコしたい」という下心以外に、嫁の実家だから守りたいという理由もあったことが判明しました。
シャクヤクのモデル
ところで今更ですが、シャッキーのモデルって桃井かおりさんですかね。
※これは桃井かおりのモノマネをする清水ミチコ。本物よりシャッキーっぽかった。
緑牛のモデルである原田芳雄との共演もあるし、尾田先生の青春時代を彩った女優さんなんでしょうね。
「ロッキーポート事件」と「パシフィスタ」
重要な項目過ぎて別記事にそれぞれまとめました。
ロッキーポート事件はコチラ↓
パシフィスタについてはコチラ↓
『今週のワンピ』シリーズ
先週はコチラ↓