第1173話”戦士の世代”:ブルックはジークフリート

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不死じゃなかったっけ?

ドリー ブロギー
出典:ONE PIECE 1173話 尾田 栄一郎/集英社

ゾロが巨兵海賊団のモブを斬って、ドリーとブロギーはお互いに斬り合って…

倒せたような雰囲気ですが、そもそも悪魔契約(アー・クワール)っで不死の体にされましたよね?

だから覇王色以外は無効な気がします

ゾロはちょっと覇王色漏れてたので、モブの方は倒せたのかも

寿命と引き換え イム様
出典:ONE PIECE 1150話 尾田 栄一郎/集英社
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ブルックと軍子

シュリ姫 軍子
出典:ONE PIECE 1173話 尾田 栄一郎/集英社
  • 記憶を奪われていた軍子と、自分で記憶を消していたブルック
  • 軍子の正体はブルックが護衛戦団の団長をしていた国の姫?
  • ブルックが守るべき国王を娘のシュリ姫が殺した?

この事件がキッカケで王国の護衛戦団が崩壊
逃げるようにしてブルックは海賊になったんでしょうか

さて
これまでのエルバフ編に北欧神話オマージュが多く使われていることを鑑みると、ブルックと軍子(シュリ姫)の関係も例外ではないと思います

『神に支配された姫』
『記憶の改竄』
『英雄による救出』
『悲運の恋』
がキーワードの北欧神話の物語と言えば、シグルズ(ジークフリート)とブリュンヒルデの物語がピッタリです

ジークフリートとブリュンヒルデ

Image

― 北欧神話における「誓約と悲運の原型」

■ 神に支配された姫

ブリュンヒルデはもともと神オーディンに仕える戦乙女(ワルキューレ)だった

しかし神命に背いた罰として、炎の壁に囲まれた眠りに落とされる

彼女は自由な存在ではなく、神の意志によって隔離・管理された姫として物語に配置されている

■ 英雄による救出

その炎を越えて彼女を目覚めさせたのが英雄ジークフリート
(北欧神話名では シグルズ

炎を越えるという行為は単なる救出ではなく
「選ばれた英雄のみが辿り着ける境界突破」を意味する

苦難を乗り越え出会った2人の男女は誓約を交わし結ばれた存在となった

■ 記憶の改竄

しかし国に帰った英雄ジークフリートは、王家の政略結婚のために魔法によってブリュンヒルデとの記憶を奪われ、別の姫と結婚してしまう

結婚相手の兄(王子)が、絶世の美女だと噂のブリュンヒルデを妻にしたがっていたが、彼女を手に入れられるのは炎の壁を超えられる男のみ

そこで、義理の兄はジークフリートに頼み込む

「おれに変装して炎の壁を超え、ブリュンヒルデを連れ帰ってくれ。城に戻ったら素早くおれと入れ替わればいい」

そして記憶を消されたジークフリートは義兄のために炎を越え、かつて愛したブリュンヒルデを騙して義兄の妻にしてしまった

■ 悲運の恋

時が経ち、真実を知ったブリュンヒルデは、裏切り・誓約破り・誇りの喪失による悲しみでジークフリートへの復讐を誓い、英雄を死へ追いやる存在へと変わる

ブリュンヒルデの計画によりジークフリートは暗殺されるが、最愛の人の死によって正気に戻り、絶望したブリュンヒルデもまた彼の死後、炎の中へ身を投げて物語は終わる

しかし、死後の世界で2人は結ばれたと付け足されるケースも多い

ブルックと軍子

シュリ姫 軍子
出典:ONE PIECE 1173話 尾田 栄一郎/集英社

ジークフリートとブリュンヒルデの物語を…

  • 死と境界を越えた存在
  • 過去の誓い・約束を背負う
  • 記憶や時間によって引き裂かれる関係
  • 再会が救済ではなく、悲劇や運命を呼び起こす可能性

というキーワードで括ってみると、
ブルックと軍子(シュリ姫)の関係に、どこか重なるものを感じます

神話においてこの恋が成就したのは死後の世界でした

ブルックは一度死んでいて、今なお「死後の世界」を生き続けていると言えます

一方の軍子は、おそらくイム様の能力によって不老にされた存在
実年齢を考えれば、80歳近くであってもおかしくない。

もし仮に、軍子がイム様の支配から解放されて、時間が一気に彼女の身体に追いついたとしたら

そこに始まるのは
ガイコツと老婆の恋物語

滑稽に見えるかもしれない。
だがそれは、
時間と死を越えた者にしか辿り着けない結末なのかもしれません

といったところで今回はお開き。
また来週。

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