黒ひげ海賊団との共通点
画像の右上、長い銃を持った家来がそのまんま「オーガー」です。
主人公には4人の家来が居て、それぞれの能力と特徴が
- 地球の裏側まで1時間で往復できる”俊足”
- 驚異的な肺活量で人間を吹き飛ばせる小人
- 千里眼を持ち地球の裏側までも射程圏内の銃の達人
- ガレオン船3隻を投げ飛ばせる怪力
となっています。
この内2人はそのままの設定で黒ひげ海賊団に採用された「オーガー」と「バージェス」です。
地球の裏側まで1時間で往復する俊足は、空を飛べるラフィットのモデルでしょう。
さらに『バロン』の代名詞といえばこの”砲弾に乗って移動”するシーン。
これが黄猿の登場シーンに採用されていますね。
さらにさらに。
『バロン』では女性の下着を集めて作った気球で月に行きます。
そして月の王、宇宙の支配者に捕まっている家来の1人を救出するのですが、その月の王の姿がコレです。
服、頭の形。完全に天竜人ですね。
うそつきノーランドのモデル
映画『バロン』の英語の原題は
『The Adventures of Baron Munchausen, (ミュンヒハウゼン男爵の冒険)』と言います。
このミュンヒハウゼン男爵は実在の人物で、ドイツの童話『ほら吹き男爵の冒険』のモデルでもあります。
まさにノーランドのモデルのような物語でした。
そのミュンヒハウゼン男爵の顔がコチラ↓
この鷲鼻が黒ひげのキャラデザインに採用されています。
家来と言い、船長といい、全部が『バロン』そのものです!
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『バロン』
『あらすじ』
18世紀後半の「理性の時代」、ドイツはトルコ軍の攻撃に晒されていた。
廃墟の中に建つ劇場で『ミュンヒハウゼン男爵の冒険』が興行されていたところに、突然「ミュンヒハウゼン男爵は私のことだ」と名乗る老人が乱入。
彼は「戦争の原因は自分にある」と主張し、そのいきさつを語りだした。
エジプト旅行では4人の家来、”俊足”のバートホールド、”遠目の射撃の名手”アドルファス、”驚異的な肺活量を持つ小人”グスタヴァス、”怪力の大男”アルブレヒトを使い、スルタンの宝物庫の宝物を全部奪ったためスルタンから首を狙われた。
老人が回想していたところにトルコ軍の砲撃が始まり、劇場にも直撃する。
砲撃を再び始めたトルコ軍に老人は反撃を決意。
砲弾にしがみつき、トルコ軍の砲弾に飛び移って戻って来た。嘘つき扱いされる老人だが、砲撃におののいた一座の女優に頼られた老人は町を救うと宣言。
4人の家来たちが自らの能力を活かして大暴れし、バロンを救い出すとともに、トルコ軍を全滅させる。
ところが、これはすべてバロンが劇場で観客に向かって語っていた回想話の続きだったのだ
監督:テリー・ギリアム
wikipediaより引用
脚本:テリー・ギリアム
チャールズ・マッケオン(英語版)
原作:ルドルフ・エーリヒ・ラスペ
ゴットフリート・ビュルガー(英語版)
『ほら吹き男爵の冒険』
製作:トーマス・シューリー、レイ・クーパー
製作総指揮:ジェイク・エバーツ
出演者:ジョン・ネヴィル、サラ・ポーリー、エリック・アイドル
『元ネタの映画』シリーズ
続編はコチラ↓