核実験とウイグル人弾圧と逆さ三日月
共通点1「天山」
赤犬と青キジの決闘で”燃える島”と”氷の島”の半分づつになったパンクハザード。
モデルになった国を探すヒントはストーリーの後半”氷の山側”から導けました。
氷の山は中国の西端にある特別区”新疆ウイグル自治区”にある世界遺産新疆天山がモデルです。
『ウイグル問題』
ナチスのホロコースト、カンボジアのクメールルージュに匹敵するほどの大きな人種問題が今、現代で起こっています。
共通点2「再教育施設」
子供達には「大人にも感染る怖い病気なので完治させる必要がある」と騙し船に乗せて誘拐。
大人達には「子供達は事故死した」と偽りの報告で拉致を隠蔽。
子供達を施設に軟禁して人体実験を繰り返していたシーザー。
これと似たような告発がウイグル人再教育収容所周辺で上がっています。
興味がある人は「ウイグル人 弾圧」で検索してみてください。
共通点3「民族衣装」
子供の事故死の報告を受け入れることができず、海軍に調査を頼むが”ヤリスギ准将”に一蹴されてしまった拉致被害者の家族達。
この大人達が被る帽子は”ドッパ”と呼ばれ、ウイグル・ウズベク・カザフスタンのあたりで被られるトルコ発祥の伝統的な衣装です。
共通点4「核実験と立ち入り禁止区域」
シーザーの暴走で実験施設が爆発しキノコ雲が上がった過去の回想シーン。
キノコ雲は”核爆発”の象徴です。
爆発事故以来、パンクハザードは政府によって”立ち入り禁止”とされていました。
新疆ウイグル自治区にあるロプノール地域では中国政府によって過去に45回の核実験が行われています。
また1950年代から1960年代までロプノール付近は”軍事上の立ち入り禁止区域”とされ1980年代に解除されています。
共通点5「人権を無視される人」
爆発事故前から政府は囚人に対して人体実験を行っていた。
シーザーだけが悪の研究者なのか、ベガパンクも人体実験に参加していたのかわかりませんが「囚人には何をしてもいい」と考える政府の研究者が一定数は居たと言うことです。
ただ”犯罪者”の定義が曖昧で納得のいかない逮捕理由だったらどうでしょう。
例えば「海賊の息子だから」とか「家族が革命軍に入ったから」と言う理由で逮捕・勾留されて囚人になった人達も殺人犯と同じ扱いをされたとしたら。
理不尽過ぎるし、絶対におかしいと思いますよね。
あってはいけない政府による弾圧が、実際に起こっていると言う告発が多数上がっています。
「お前があの民族だから悪い」
この理由で人権を剥奪され、強制収用・無賃労働・性的暴行・人体実験・無許可臓器摘出されている人達が実際にいるとしたらどう思いますか。
共通点4「逆さ三日月」
光月おでんの一の家臣”錦えもん”と、おでんの息子”モモの助”がパンクハザードで登場したのにもちゃんと理由がありました。
ワノ国編で仲間集めに使われた”反逆の印”である”逆さ三日月”ですが、これも新疆ウイグル自治区のタブーに関連しています。
新疆ウイグル自治区では”逆さ三日月”のマークの東トルキスタン共和国国旗を掲げることは禁止されていて、発覚すると即座に逮捕され、禁固刑などの実刑に処されてしまいます。
以上の異常な共通点から、パンクハザードは新疆ウイグル自治区がモデルだと言えます。
世界で起こっている宗教戦争や人種差別には無関心。
もしかしたら今の日本も、鎖国して情報を閉ざしているワノ国と同じなのかもしれないですね。
セルフオマージュ
コチラ↑でもまとめたセルフオマージュ描写。
まだまだありますよー。
巨人族
『2年前』
”ウイスキーピーク”の次に上陸した”リトルガーデン”では100年以上前から決闘を続ける巨人族がいました。
『新世界』
何百年も前から巨人の兵士を作る研究をしていたパンクハザードには、氷漬けにされた”古代巨人族”の遺体が保管されていました。
雪男
『2年前』
リトルガーデンの次に上陸した”ドラム王国”で出会ったチョッパーには”雪男”と呼ばれ殺されそうになった過去がありました。
『新世界』
”雪山の殺し屋”COOL BROTHERSの正体は伝説のUMAイエティ(雪男)で、チョッパーを殺そうと襲ってきました。
決め技と命乞い
『2年前』
ワポルを吹き飛ばす為にめちゃくちゃ伸ばして放った”ゴムゴムゴムゴムのバズーカ”
伸びる腕をみたワポルはルフィを買収しようと試みますが吹き飛ばされました。
『新世界』
シーザーを吹き飛ばす為にギア3で巨大化させ武装色も纏って放った”ゴムゴムの灰熊銃”
技を喰らうまでの間にシーザーはルフィを買収しようと試みますが吹き飛ばされました。
『モデルの国』シリーズ
続編はコチラ↓