2022年8月6日公開の映画『ONE PIECE FILM RED』に出てくるセリフや、来場者特典「ONE PIECE巻四十億」に掲載された内容を基にした話です。
※この記事は大いにネタバレを含みます。
シャンクスの戦闘スタイル
白ひげとの交渉決裂時の一撃と、赤犬からコビーを守った一撃。
シャンクスがまともに剣を抜いたシーンは連載25年で2回のみだったのに、今回の映画ではルフィよりも戦闘シーンが多かったように思います。
その中で明らかになったシャンクスの”戦闘スタイル”は
- 空を飛ぶ(月歩?)
- 剣が燃える(狐火流?)
- 海軍中将クラスも気絶させる覇王色の覇気
- カタクリ同様、見聞色で未来が見える(?)
さらに自分の未来を相手に見せない”見聞殺し”
これは覇王色の応用なのか、または『HUNTER×HUNTER』の”絶”のように、覇気を完全に消す事で気配を読ませないようにする?
また、世界一の大剣豪・ミホークがライバル視していたほどなので、覇気を纏ったデッカい斬撃を飛ばすこともできるでしょう。『BLEACH』の”月牙天衝”みたいな。
格闘ゲームだったら使用禁止令が出される程の最強チートキャラですね。
シャンクスの出生の謎
赤髪海賊団が敵船から奪った宝箱の中に居たウタ。
そこでシャンクスの記憶がフラッシュバックします。
視線の先には宝箱を覗き込むロジャーとレイリーの顔。
つまり赤ん坊だったシャンクスの記憶です。
なんと、シャンクスは赤ん坊の時にロジャーに拾われたんですね。
四十億巻にもハッキリと書かれていました。
と言うことは『シャンクス』と言う名前を付けたのもロジャーの可能性が高いですね。
シャンクスの血筋は?
ゴッドバレー事件の現場に居たのはこの5組
- ロックス海賊団
- ロジャー海賊団
- ガープ率いる海軍
- 天竜人
- 奴隷達
シャンクスの親がこの中にいるなら、まあ”天竜人”でしょうね。
海軍が赤ん坊を連れて任務に向かうはずがないし、奴隷の子をわざわざ宝箱に入れて隠すことはしないでしょう。
ロックス海賊団の誰かの子だった場合、海賊の習性を知っててわざわざ奪われやすい場所に子供を隠したりしません。
つまり、ガープが助けた天竜人の中に『フィガーランド』の一族が居て、珍しい赤い髪の特徴を持った一族だったのでしょう。
帰還した海軍によって「ロックス海賊団を壊滅」と「ロジャー海賊団に誘拐された天竜人の子供」が報告され、マリージョア内でニュースになった。
数十年後、赤い髪の男が海賊として名を上げ、懸賞金が掛けられた時に五老星が気付く。
マリージョアに呼んで、海賊を辞めて天竜人として暮らすことを勧めるが拒否。
しかし、20の王の中でも重要なポジションだったフィガーランド家の唯一の後継者なので、特例で海賊なのにマリージョアへの出入りの許可を与えている。
と、こんな感じですかね。
本名は『フィガーランド・シャンクス』
ウタがシャンクスの娘だと判明した後の五老星のやり取りを小説版で確認しました。
五老星「革命の芽のウタを始末する」
五老星「フィガーランド家の娘でも?」
五老星「なん…だと…!?」
この時点ではシャンクスとウタが実の親子だと思われています。
つまり「ゴッドバレー事件で誘拐されたフィガーランド家のシャンクスの娘」
だから”フィガーランド家の娘”と呼んだんですね。
と言うことで、シャンクスの本名は『フィガーランド・シャンクス』で、天竜人の血筋であることはほぼ確定です。
おそらくゴッドバレー事件で一旦は助かったフィガーランド家ですが、その時に負った傷が原因か、一族は全滅。
シャンクスが唯一の生き残りになったのでしょう。
つまりマリージョアに住むことを承諾したら、即フィガーランド家の”当主”。
現時点でもフィガーランド家の次期当主の扱い。
だから五老星に謁見できる権限があるのでしょう。
フィガーランドの意味
モンブラン・ノーランドの名前の由来は
『No land(ノー ランド)』= 島が無い
このようにキャラの名前にはストーリーに関わる意味が込められている事があります。
じゃあ”フィガーランド”は?
はい来ました。
フィガーランドは氷結の島です。
シャンクスの祖先は南極大陸の王だった?
流石に南極はないか。
シャンクスのモデルは北欧神話のテュール
”氷結の島”と言えばアイスランド。
アイスランドといえば北欧。
北欧といえば北欧神話。
北欧神話と言えば尾田先生が一番好きな海賊”ヴァイキング”が信仰する神話ですね。
現在はオーディンが最高神とされていますが、古代北欧神話の最高神はテュールでした。
戦神として知られるテュールは、ギリシャ神話のアレス、ローマ神話のマルスのルーツであり、マルスの英語読みは「マーズ」(Mars)、つまり火星です。
テュールはゲルマン語で火曜日を意味する語(Tuesday など)の語源でもあり、やたらと「火」に縁がある神です。
ちなみにテュールはフェンリルという巨大な狼に右腕を食いちぎられた事でも有名です。
フィガーランド = 氷結の島 = ニヴルヘイム
このブログ内では”ワンピースは北欧神話がモデル”と断言した記事を書いたりしています。
たぶん世界樹”ユグドラシル”はもうすぐ登場します。
ユグドラシルの根っこは3つに分かれ、それぞれ神の国、巨人の国、氷の国の泉に伸びています。
それがワンピースで言うところのマリージョア、エルバフ、そしてシャンクスの祖先の出身地(?)”フィガーランド = 氷結の島”なんでしょうね。
※この影が世界樹の根っこの1つ。
北欧神話どおりなら
があり、氷結の島にはニーズヘッグと言う巨大な蛇が住んでいるはずです。
そしてワンピースの最終決戦はラグナロクオマージュになると考えます。
今のうちに北欧神話の予習しときましょう。
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