ドラム王国を滅ぼした”D”の名を持つ海賊。
たった5人の海賊団で船長は悪魔の実の能力者。
ルフィと黒ひげはどちらも同じ条件でドラム王国を終わらせていました。
さて、ドラム王国編の前半はカナダ中部・アルバータ州がモデルです。
カナダの景色と特有の病気
共通点1「ドラムロックの形」
山より高くそびえる”ドラムロック”
これと同じ景色は実在します。
カナダ・アルバータ州の世界自然遺産州立恐竜自然公園です。
アルバータ州には恐竜の化石で有名な”ドラムヘラー”という名の街があり、そこの”バッドランド”と呼ばれる乾燥した荒野にある岩の柱が”フードゥー”です。
これは風や雨で削られ柱状になった地層なんです。
実物は意外と小さくて、高さ2mくらいなので登れます。
共通点2「有毒ダニによる感染病」
ナミの高熱の原因は”ケスチア”という有毒ダニによる感染症。
この細菌はカナダのロッキー山脈周辺に実在するんです。
”リケッチア”という名の細菌で、ダニなどを経由して人体に入ると”ロッキー山紅斑熱(RMSF)”という感染症を引き起こします。
名前の通り、アメリカとカナダを跨ぐロッキー山脈周辺特有の病気なので、日本では心配ありません。
共通点3「山の麓の街並み」
Dr.くれはが子供の病気を治した街”ココアウィード”
この街は、カナディアンロッキーを登山する観光客が拠点にする街”バンフ”のランドマークがモデルになっているのは一目瞭然ですね。
以上、三つのマンガと現実の共通点から、ドラム王国はカナダ・アルバータ州だといえます。
黒ひげがドラム王国を襲った理由
「海賊船で最悪の罪…奴は”仲間殺し”をして船から逃げた」
ルフィが黒ひげについて知ったのは”エース目線”での説明だけです。
では、頂上戦争で白ひげの能力を奪ったところまでが「計画だった」と明かした”黒ひげ目線”で計画をおさらいしてみましょう。
- 悪魔の実の歴史上、最も凶悪とされる”ヤミヤミの実”を求めて白ひげの船に乗っていた
- 悪魔の実を口にする前から白ひげ海賊団の”隊長”を殺せるだけの実力はつけていた
- 凶悪で強い仲間が欲しかったのでインペルダウンの囚人を狙っていた
- 政府機関のインペルダウンに出入りするために七武海入りを狙っていた
- 四皇”白ひげ”を殺して能力を奪う為、インペルダウンLv6の中で殺し合いをさせて生き残った強いヤツだけを仲間に引き入れた
- 他人から悪魔の実の能力を奪い、部下に与えて能力者だらけの最強の海賊団を作っている
海賊として完璧な計画ですね。
でもそうすると尚更、なんでドラム王国を狙ったんでしょうか。
復讐
63巻のSBSで描かれた黒ひげの幼少期です。
顔に傷があり、拳を握りしめて泣いていますね。
このシーンに対し仮説を立てました。
『ドラム王国出身のティーチは”D”の一族だった為に国王から迫害を受けていた』
そう考える根拠の一つがDr.くれはのこのセリフです。
139年ドラム王国で暮らしていた”Dr.くれは”は”D”の一族を知っていた。
医者なので海外の知識が豊富だと言う考え方もありますが、100年くらい前までドラム王国にも”D”の一族が居たから知っているとも考えられます。
それがティーチの方の”D”だと考える根拠がこのシーン
いつものアホな雑談かと思いきや、寝ない人が実在しました。
ルフィがウソを言うことは無いので、寝ない人は雪国出身と考えて間違いありません。
つまり、寝ない人=ティーチの出身地は雪国=ドラム王国です。
これでくれはが”D”の一族を知っていたことも辻褄が合います。
幼い頃に故郷で迫害を受けた少年は復讐を誓ったが、まだ国を相手にするには実力が足りない。
しかし、強大な力を手に入れたら真っ先に故郷に戻り、国王に復讐をすると決めた
そしてヤミヤミの能力を手に入れたティーチは、わざわざグランドラインを逆走しドラム王国を滅ぼしたが、国王は逃してしまう。
そこに別の”D”がやってきて国王をぶっ飛ばした。
結果的に2人の”D”が協力して国を終わらせることになったのですが、まるでドレスローザ編みたいですね。
『モデルの国』シリーズ
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