2022年4月11日発売の「週刊少年ジャンプ」に掲載された回の話です。
先週は アラバスタ編から魚人島編までで描かれたシーンが再登場しました。
今週はその続きを解説します。
ところで”市川雷蔵”って知ってました?
ワノ国編と深い関係がある昭和のスターです。
パンクハザード編オマージュ
ゴムゴムのUFO(腕Ver)
プロペラのように”腕”をグルグル回して飛び掛かるルフィ
この動きは本来”グルグルパンチ”と呼ばれ ”人類最古”にして”最弱”の攻撃技のはずですが、そんなマンガ界の常識すら打ち壊す”自由”な戦いです。
似たシーンはパンクハザード編。
”足”をグルグル回して ”宙に浮きながら攻撃する”ゴムゴムのUFOです
火事から逃げる
動けない者を担いで火事から逃げるシーン。
これもパンクハザード編で描かれましたね。
そう言えばゾロはパンクハザード編でも”羽の生えた敵を真っ二つ”にしていましたね。
その後 たしぎを担いで走っていましたが、ワノ国ではゾロが担がれる側になっています。
こういう類似点とか対照的なシーンを見つけるのが楽しいんです。
ドレスローザ編オマージュ
「かける言葉が見つからねェ‼︎」
この一コマは必要だったのか?
答えはもちろん「YES」です。
ドレスローザ編で懸賞金が上がった時のセリフが一言一句違わず再現されています。
ゾウ編オマージュ
噴火
この構図が不自然でしたね。
今までこの”藤山”について全く触れていなかったのに、ここに来て急にジョイボーイの鼓動と一緒に描かれました。
似たような構図で過去に描かれたシーンは”噴火雨”です。
と言うことは、”藤山”は近々噴火すると言う暗示でしょうか
ゾウの水浴び
水のない上空。
読者は皆「鬼ヶ島の大火事は ゾウが消火するんだろうなぁ」と予想したはずです。
そんな凡人の予想の範囲に収まるはずがない尾田先生。
過去から学び、対策を用意していた”雷ぞう”と、ルフィの仲間としての”初陣”で活躍したい”ジンベエ”の共演!
火事場だけに…アツいです!
ホールケーキアイランド編オマージュ
雷を従える強者の構図・”バリバリ”の擬音
この構図は過去にビッグマムが描かれたシーンで使われています。
ルフィはすでに”四皇”と同格、もしくは”それ以上”と言う暗示でしょうかね。
昭和のスター 八代目”市川雷蔵”
今回のタイトル”雷ぞう”から始まる連想ゲームが楽しかったので紹介します。
まとめ辛かったのでツラツラと箇条書きっぽくしました。
簡単にまとめるとこんな感じです。
- 雷ぞうのビジュアル
- 歌舞伎の十八番
- 市川雷蔵主演作品オマージュ
- 眠狂四郎
- 映画「炎上」
- 三島由紀夫
- 切腹
”雷ぞう”のビジュアルモデル
役の性格の強さを表した髪型…車鬢
荒事に登場する超人的な強さの役を表したしめ縄…仁王襷
袖には升の模様…三桝紋
これらは歌舞伎の『暫』と言うの演目の主人公の特徴と一致します。
『暫』と言えば東京オリンピックでも演じた”市川家”の十八番。
”市川家”の”雷ぞう”と言えば、昭和のスター”市川雷蔵”です
”居眠り狂死郎”のモデル
”市川雷蔵”主演の人気シリーズ眠狂四郎
これが ”居眠り狂死郎”のモデルですね。
”鬼ヶ島炎上”のモデル
”市川雷蔵”の主演映画『炎上』も有名です。
国宝”金閣寺”を放火した犯人の青年の怒りを描いた映画です。
鬼ヶ島の大火事はこの映画が元ネタでしょうか。
原作の小説『金閣寺』
作者はあの三島由紀夫です。
腹切
ワノ国編は、ゾロの切腹で始まり、カイドウの切腹で終わるんでしょうか…
と言ったところで今週はお開き。
また来週末。
『今週のワンピ』シリーズ
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