伝説級の武器

男はみんな大好きな伝説の武器シリーズが登場しました
いよいよ本格的にRPGですね
これまでも七武海はロマサガの七英雄、五老星はロマサガの古代人、戦闘中に新技を閃くシステム、主人公以外の物語にフォーカスされるマルチシナリオなどなど…
ワンピースとロマンシング・サガにとても共通点が多いことを紹介してきました
そして今回ついに伝説級の武器が登場です
RPGの王道の展開ですね
個人的は↑に画像を貼ったファイナルファンタジー5のシーンが好きでした
さて
イム様は虚空の玉座の前に刺された19の王の武器、つまり800年前の戦いの勝者が使っていた伝説級に強い武器を、オーメンによって復活させて使うことができるわけですが、武器の名前が考察心を刺激するものだったので1つづつ解説していきます
天罰剣(ネメシス)

ネメシスはギリシア神話に登場する、人間が神に無礼を働いた事への神の憤りと罰の擬人化した女神です
神への無礼に対する天罰…
天罰剣の当て字がピッタリですね

憤怒剣(グラム)

グラムは北欧神話に登場する剣のひとつで、その名は古ノルド語で怒りを意味します
ある結婚の饗宴にオーディンが現れ、リンゴの木に剣を突き立て「引き抜くことが出来た者に与える」と言うと、居合わせた者は順に試し、最後にシグムンドが抜いて自分のものとしました

オーディンの加護を受けたシグムンドは戦場で負け知らずの英雄となり、剣は後に息子のシグルズに受け継がれ、竜を退治する際に使われました。
ドラゴンの姿のロキと戦うにはピッタリな武器です
怨魔剣(スティグマ)

スティグマは古代ギリシャ語で、奴隷や犯罪者の身体に刻んだ「烙印」や「傷」を意味する言葉です
キリスト教の文脈では、キリストが十字架にかけられた際についた傷と同じものが聖人の身体に現れる現象を指し、日本語では「聖痕(せいこん)」と訳されています
イム様のスティグマはまず敵にオーメンの炎でマーキングし、それを目掛けて伸びることで必中効果があるようです
(ニカは避けましたけど)
虚無剣(ボーフー)

ボーフートーフーは、旧約聖書の創世記(1章2節)に登場するヘブライ語「トーフー・ヴァ・ボーフー(Tohu va-Vohu)」が由来ですね
創世記は、ゼロの状態から世界が出来るまでが書かれたもので
『まだ形になる前の世界には、秩序も何もなくて、ただ混沌と虚無だけが広がっていた』
『神は「光あれ」と言われた。すると光があった』
『神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である』
みたいに、神が昼と夜すら作ったという句から始まります
…聖書って「誰が見たんだよ」ってツッコミ入れたくなる事ばっかり書いてあるんですよね
海神剣(フラガラッハ)

フラガラッハはケルト神話(アイルランド神話)に伝わる魔法の剣で、ゲール語で「回答者」や「報復するもの」を意味します

もともとは海の神マナナン・マク・リルが所有していて、後に光の神ルー(ルー・ラヴァーダ)に授けられました
突きつけられた者は嘘をつくことができず、問われたことに真実を答えざるを得なくなるとされています
この剣を使う時、イム様はルフィに「何本で息絶える?」と問うています
さて、ルフィが答える真実はどんな言葉しょうね
刑天の斧(けいてんのおの)

刑天は炎帝の臣下で、黄帝と神の座を賭けて戦い、敗れて首を斬り落とされてもなお諦めず、乳房を目・へそを口に変え、干(かん。盾)と戚(せき。斧)を手にして闘志剥き出しの舞を続けたとされています
首を失っても諦めなかった戦士の斧で首を切り落とすというセリフは皮肉が効いていますね

ロンギヌス

ロンギヌスは新約聖書(ヨハネによる福音書)で、十字架上のキリストの脇腹を槍で突いたローマ兵の名前です
目が不自由だったロンギヌスは、飛び散ったキリストの血が目に触れて視力が回復するという奇跡を経験し、その場で改宗。後に「聖ロンギヌス」として祀られました
ロンギヌスの槍はキリストの「血と水」に直接触れた「聖遺物(レリック)」として伝わり、多くの作品で伝説の武器として登場します
村正(むらまさ)

村正は室町時代から江戸時代初期にかけて伊勢国桑名(現在の三重県)で活躍した刀工の一族、およびその一族が作った刀の総称です
切れ味に優れ三河の武士に広く使われていましたが、徳川家ゆかりの不幸な事件の現場に何度も登場したことで「妖刀」と恐れられるようになりました
今回の扉絵はこの村正から始まる連想ゲームです
村正が妖刀と呼ばれた理由は徳川家の血を多く吸ったから
→徳川と言えば家康
→家康が神として祀られる日光東照宮には有名な三猿の彫刻がある
→見ざる、言わざる、聞かざる

扉絵考察

ということで、扉絵に描かれた見ざる、言わざる、聞かざるは、村正から始まった徳川をキーワードにした連想ゲームです
徳川と言えばワノ国編で大活躍した康イエも、言わずと知れた徳川家康がモデルのキャラでした

徳川家の血を吸った妖刀がイム様(敵)側にあり、家康をモデルにしたキャラがルフィ(主人公)側に着いていた…
ということは、尾田先生は徳川家康が好きなんでしょうね
戦乱の世を終わらせて、300年続いた平和な江戸時代を作ったのが家康ですし
京都の帝に対抗して「日本の東側を照らす太陽の神になる!」と言って東照大権現を名乗ってましたし…
家康とルフィは実は似てるんです
それから、サンジの覇王色が覚醒するか?という局面でこの扉絵が描かれたのは、私の考察の強い後押しになります。

以前からXでも「ルフィの覇王色がクルーに伝染してて、ナミは覇王色が覚醒済み」と言ってきました
今回の扉絵でゾロとサンジも猿の姿で描かれたことが、覇王色が伝染していることを示唆しているサインだと思います。

そこに怒れるナミが描かれている
しかも覇王色のエフェクトが描かれたあのシーンと同じような怒りの表情です
つまり扉絵に描かれた4人が麦わらの一味の「覇王色持ち」と考えられます
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