ローの本編再登場は近い?

黒ひげ海賊団に敗北してから表舞台から姿を消し、生死も不明だったローが扉絵で再登場しました
本編での再登場はあるのでしょうか?
さて
今回の扉絵のオマージュパターンが面白かったので少し解説です
まずコチラが本編で最後にローが描かれたシーン
107巻の第1081話の最後のコマです↓

で、SBSのページを挟んだ次のページ
第1082話の扉絵がコチラ↓
今回の扉絵と共通点が多いですね

もう一つ
雲の上、虹、ひつじ、昼寝といえば61巻・第599話の扉絵イラストにも似ています

ちなみに第599話の内容は…
- 麦わらのルフィは頂上戦争で死亡したと噂されていた
- 2年の修行を終えた麦わらの一味が再集結
という回でした。
一方、今回の第1165話の内容は…
- ロックスが死亡?
- ロックス海賊団が壊滅しクルーが散り散りに
という第599話と対照的な内容でした
セルフオマージュを探す視点で読むと、こういう細かい仕掛けに気付けて面白いですね
やっと登場!ブルマリン

どうやらブルマリンは戦闘員ではないようです
クルーが上陸してる間は船番してたのかな?
見た目も爺さんっぽいしね
とにかく、これでやっとロジャー海賊団コンプリートです

偉大な冒険家と北欧神話

白ひげのファンと名乗って近付いてきたポーロ・グラムという海賊
その姿は誰がどう見てもマルコの父親です
ということは、マルコのフルネームはポーロ・マルコ?
じゃあ日本を『黄金の国ジパング』と世界に広めた東方見聞録で知られる冒険家マルコ・ポーロがモデルですね

不死鳥マルコが何度もワノ国を訪れたり
ワノ国も「黄金の国」と世界に認識されていた時期があったり
実際の歴史に沿って描かれているところに尾田先生のこだわりを感じますね

選ばれた者しか抜けない聖剣
ポーロ・グラムについてもう一つ
グラムという名前が北欧神話好きにとって激アツな理由を解説します
グラムは北欧神話に登場するオーディンの加護が付いた聖剣の名前です
ある夜、王族貴族の舞踏会に突如現れた謎の老人(オーディン)が
「抜くことが出来た者にこの剣をやる」と言って大木に剣を突き刺しました
(アーサー王物語のエクスカリバーの元ネタですね)

それを抜いて戦場の英雄になったのがシグムンド
その剣を父から受け継いでドラゴンを倒して英雄になったのがシグルズ
シグルズはドイツ語のジークフリートの名前の方が有名です
で、白ひげの息子のウィーブルの名前はオーディンの息子ウィーザルがモデルなので
白ひげはオーディンということなります。
ということで、オーディンから貰った聖剣グラムを受け継いだ親子の英雄譚を
白ひげ、グラム、マルコで北欧神話オマージュしているということです
火之迦具土

ロジャーの最大級の大技の名前が火之迦具土・慧士でした
火之迦具土(ヒノカグツチ)は日本神話に登場する火の神の名前ですね
慧士はエースの当て字でしょうか?
ただ皮肉にも、ヒノカグツチもエースも、どちらも自分が生まれたせいで母親が命を落とすという共通点がありました

さて
来年の新生児の名前ランキングに『慧士(エース)』がランクインしないことを願います
死んじゃうキャラの名前を子供に付けるって縁起悪いじゃん
といったところで今回はお開き。
また来週。
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白ひげの息子ウィーブルはオーディンの息子ウィーザルがモデルだから白ひげはオーディン↓
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ロジャーがイザナギ、ルージュがイザナミ、エースはカグツチ↓
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