第1124話”親友”【しがない天才】

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歌舞伎オマージュ

ヤマト 誘拐 歌舞伎
出典:ONE PIECE 1124話 尾田 栄一郎/集英社

扉絵シリーズVol.12
「九里への道中誘拐阻止」

前回がゾロとの出会いのオマージュっぽかったので、今回はナミとの出会いのオマージュかな?

ヤマトの一人旅はルフィの冒険のダイジェストになっていると思うんですよね

ナミ ヤマト 誘拐
出典:ONE PIECE 1巻 尾田 栄一郎

尾田先生のことだから、再アニメ化の『THE ONE PIECE』や、Netflixシリーズ実写ドラマ版『ONE PIECE』シーズン2で、物語の序盤が注目される中、本編の扉絵シリーズでもコッソリと序盤の冒険を振り返ってるんでしょうね

で、今回の「誘拐阻止」ですが、背景の松は日本の伝統芸能の舞台によく描かれてる松に見えるので、歌舞伎狂言のオマージュだと思います。

鏡板の松 舞台
出典:https://japantacf.themedia.jp/posts/3678758/

演目はたぶん『梅雨小袖昔八丈』(つゆこそでむかしはちじょう)でしょう
ヤマトの旅の目的地『閻魔堂』と女性の『誘拐』、この2つのキーワードを含む物語です。

この演目のヒロイン『お熊』は、実家のお店の借金返済のために、無理やり金持ちの嫁にさせられそうになり、恋人と駆け落ちするのですが、仲介人に騙されて誘拐されるという物語です。

なんかココヤシ村を買い取るまでアーロンに軟禁されてたナミっぽいし、ボニーを助ける為に犠牲になったくまっぽい物語でもあります。
ヒロインの名前が『お熊』だし…

ということで、エッグヘッド編のラストに相応しいし、ルフィの冒険のダイジェストにもなっているので、正解じゃないかな。

尾田先生に聞いてみないと正解かどうかわからないので、誰かSBSで質問してみてください。

次の扉絵で『お熊、髪結新三、弥太五郎源七、大岡越前』のどれかが出てきたら確定です。

アイスバーグみたいなフランキー

フランキー
出典:ONE PIECE 1124話 尾田 栄一郎/集英社

巨人の船と並走するサニー号に乗り
「あの地獄から逃げ切れただけで奇跡だろ」
と、状況を振り返るフランキー

このシーンがエニエス・ロビー編のラストにソックリです

ガレーラの巨大な船と並走するメリー号
「世界政府相手に…本当に何もかも奪い返してきやがった…‼︎」
と、感心するアイスバーグ

アイスバーグ ガレーラ
出典:ONE PIECE 44巻 尾田 栄一郎

エッグヘッド編のラストのフランキーと、エニエス・ロビー編のラストのアイスバーグを重ねたのは、1124話のタイトル”親友”に掛けてのことだと思います。

まぁこの2人は親友と言うよりは兄弟に近いですね

”親友”で”兄弟”と言えば…

大将同士の関係

黄猿 赤犬 大将
出典:ONE PIECE 1124話 尾田 栄一郎/集英社

エッグヘッド編の途中で挟んだハチノス編はドレスローザ編のオマージュでしたね。

  • 巨大なピーカの手を砕いたキングパンチと錐龍錐釘
  • 巨大なピサロの手を砕いた実直拳骨
  • チンジャオを超えたサイ
  • ガープを超えたクザン

で、最後は大将同士の口喧嘩です。

藤虎 赤犬 大将
出典:ONE PIECE 巻 尾田 栄一郎

藤虎は頂上戦争後の世界徴兵で一般人から抜擢された異例の大将なので、赤犬との付き合いも短く、天竜人に苦しめられる一般人の為に政府の方針に逆らうこともしばしば。

一方、黄猿は生え抜きの海兵から大将に昇進した根っからの軍人で、赤犬との付き合いも長い。
過去の扉絵で、赤犬の自宅にも招かれる仲だと言うことも分かっています↓

赤犬 黄猿 SWORD(ソード)刺青
出典:ONE PIECE 60巻 尾田 栄一郎

それほど気を許すということは、この2人もタイトル通り”親友”なのでしょう

それにしても、感情むき出しの黄猿、謝罪する赤犬…

貴重なシーンでした

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しがない天才科学者

ベガパンク しがない リリス
出典:ONE PIECE 1124話 尾田 栄一郎/集英社

リリスが言うにはベガパンクはみんな生きているそうです

そもそもベガパンクのサテライトは半分以上がロボットでした
脳が無事であれば、パシフィスタみたいな肉体はいくらでもは作れるから問題ないんですね。

脳内で別の人格から話を聞いたということは、このシステムを自分の脳に組み込んであったんでしょう↓

二重人格 切り替え ベガパンク くま セラフィム
出典:ONE PIECE 1102話 尾田 栄一郎/集英社

普通の人間は、心臓が止まると脳や体に血液が送れなくなり機能停止するので、一般的には心停止イコール死です。

なので電伝虫の起動の条件は『ステラの心停止』だったことは間違いないでしょう

死の定義
出典:ONE PIECE 1123話 尾田 栄一郎/集英社

死の定義

でも、ベガパンクの脳はすでに心臓から切り離されています。

また、グリーンブラッドのような特殊な血液を作るも成功しているので、自分の血液の量産くらいは済ませているでしょう。

という事は、パンクレコードで守られている脳は、爆破でもされない限り半永久的に存在できる

五老星はヨークにマザーフレイムを量産させたいから、脳を壊すことはしない

つまりしがない天才科学者ベガパンクは「死」が無い

しがない 天才 ベガパンク
出典:ONE PIECE 1108話 尾田 栄一郎/集英社
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エルバフは修行編になりそう

エルバフ
出典:ONE PIECE 1124話 尾田 栄一郎/集英社

エッグヘッド編はシャボンディ諸島のオマージュ要素が強かった
(黄猿・戦桃丸・くま・パシフィスタの登場・天竜人殴って逃げ切る)

シャボンディ諸島で一番重要なキャラといえばレイリー

レイリー
出典:ONE PIECE 52巻 尾田 栄一郎

レイリーといえばロジャー海賊団のNO.2でルフィの師匠

このオマージュの流れだと、一味全員を覇気使いにする為に修行編に入りそう

というで、シルエットの人物はレイリーと同格の海賊なんじゃないかな

伝説の海賊団のNO.2

ロックス海賊団の銀斧だと思う

ロックス海賊団
出典:ONE PIECE 1096話 尾田 栄一郎/集英社

仮に銀斧だとしたら、王直の敵討をさせるために麦わらの一味を鍛えて黒ひげにぶつけるとか?

とにかくまたこういう展開になるんじゃないかな↓

レイリー 修行編
出典:ONE PIECE 60巻 尾田 栄一郎

だとすると、やっとあの謎が解けるぞ

世界の甲板から クロッカス 金獅子のシキ
出典:ONE PIECE 64巻 尾田 栄一郎

といったところで今回はお開き。
また来週。

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