この記事では
- ゴムじゃなかったルフィ
- ミスリードはこうして作られた
- 植え付けられた”超人系”覚醒のイメージ
- ルフィは”動物系”の能力者
- ”動物系”特有の”幻獣種”
- ”意志”を持つ悪魔の実
- ”受け継がれる意志”の正体
- ”5人目”のタイトルも覚醒待ち?
について書いています。
ゴムじゃない
打撃無効、雷無効、伸び縮みして体のサイズが変わる特殊な体は、”超人系”悪魔の実”ゴムゴムの実”を食べたことで”ゴム人間”になったから。
…そのはずでした。
「おれは…誰にも潰されねェ」
「ゴムだから」
対”ビッグマム”
「麦わらァ‼︎てめェ なぜ雷が効かねェ‼︎?」
「ゴムだから‼︎」
その”ゴム人間”の設定が、連載25年目にして覆されようとしています。
僕たち読者は、対カイドウ戦の中でどのように”ゴムゴムの能力が覚醒するか”に期待していましたが、その上を行く裏切りが今まさに描かれようとしています。
そもそも僕たちは、どうして”ゴムゴムが覚醒する”と期待していたのでしょうか。
この”ミスリード”を紐解いてみましょう。
植え付けられた”超人パラミシア系”の覚醒イメージ
僕たち読者が、ルフィの能力覚醒を期待し出したのがドフラミンゴのこのセリフからでした。
「いいか ひよっこ ”悪魔の実の能力”には まだ「覚醒」という上の世界があるんだ…‼︎」
これは、言い換えれば「ゴムゴムの能力もまだ強くなれる」というヒントになります。
そして、親切丁寧なドフラミンゴ先生の教えを受けて、自分に襲い掛かる「覚醒」をしっかり観察して学習しようとする熱心な生徒ルフィ。
そこですかさず、自分もドフラミンゴと同じ”超人系”だと強調するようなセリフ。
今思えば、このシーンから尾田先生の仕掛ける”ミスリード”にハマり始めていました。
そしてトドメが”カタクリ”戦です。
カタクリの”未来が見える見聞色”を盗んだルフィに、再び”超人系”の「覚醒」攻撃が向けられました。
「10億を超える能力者は覚醒している」
「懸賞金15億になったルフィももうすぐ覚醒するはず」
読者がこう期待を抱くのも当然ですよね。
そして
「ルフィが覚醒したら、地面がゴムになったり、仲間がゴム人間になったりするのかな?」
「それ強いか?」と、真面目に心配した人も多いはず。
覚醒済みだったライバル達
さらに”ミスリード”のダメ押しがライバル達の”覚醒”です。
”超人系”で覚醒していたキッドとロー。
ライバル関係にあった3人のうち、2人の覚醒者が共闘してビッグマムを追い詰めました。
シャボンディ諸島の”人間屋”から始まった”三船長の意地の張り合い”
ルフィだけが”未覚醒”で遅れを取るなんて事があってはなりません。
しかし、一向に覚醒する気配の無いルフィは劣勢のままでした。
”超人系パラミシア”としての覚醒じゃなく…
やられては復活を繰り返す。
異常なタフさと回復力がウリ。
カイドウの炎が効かなかったのは能力による身体強化のためだったなら納得です。
”ゴム”と共通の性質を持つが”ゴム”ではない。
人間の型は保ち、物理攻撃でダメージを受けることから”自然系”ではない。
異常なタフさと回復力を見せるルフィは”動物系”の能力者だった。
ルフィの姿が変わり始めた最後のコマは、”動物系”の覚醒者である”獄卒獣”の様に”悪魔”に体を侵食され始めたことを表しています。
”動物ゾオン系”の特徴
鍛えれば鍛える程に”力”が増幅する。
迫撃において”動物系”こそが最強の種。
よくよく考えれば、迫撃戦を得意とするルフィが身体強化の”動物系”だとしたら、戦闘スタイルと能力の相性はめちゃくちゃに良いですね。
では、どんな動物なんでしょうか。
過去の対”クリーク”戦において”猿”っぽいところがチラッと描かれましたが…
「モンキー・D・ルフィが実は”サルサルの実”の能力者でしたー」では面白くないですよね。
猿の体が伸縮自在で雷に強いと言う話も聞いたことないですし。
とすると動物系は動物系でも、ワノ国編から急にインフレを起こした”あの種”でしょうね。
ワノ国に集まる動物ゾオン系”幻獣種”
百獣海賊団総督 百獣のカイドウ
動物系”幻獣種”ウオウオの実 モデル”青龍”
元白ひげ海賊団1番隊隊長 不死鳥マルコ
動物系”幻獣種”トリトリの実 モデル”不死鳥”
ワノ国将軍 黒炭オロチ
動物系”幻獣種”ヘビヘビの実 モデル”八岐大蛇”
百獣のカイドウの娘 ”自称”光月おでん
動物系”幻獣種”イヌイヌの実 モデル”大口真神”
ルフィの能力の大本命
元海軍本部元帥、現海軍本部大目付
仏のセンゴクの能力
動物系”幻獣種”ヒトヒトの実 モデル”大仏”
この能力のモデル違いで、”阿修羅”や”明王”や”閻魔”や”千手観音”なんかもありですよね。
ただこの辺の神も、体の伸び縮みや雷耐性の説得力が弱いです。
となると、やはりオリジナルの”神”でしょうね。
奴隷解放の太陽神フラグも立っていますし。
結論に行く前に、悪魔の実の考察についてもう少しだけお付き合いください。
【伏線回収】”動物ゾオン系”には”意志”があるのか
シーザーが作った人造悪魔の実”SMILE”で、運良く能力者となった”ギフターズ”。
”SMILE”の特徴は”動物系”のみで、多くの”ギフターズ”は動物の”意志”をコントロールできずにいました。
これは人造悪魔の実”SMILE”だから起きた現象なのか、それとも天然モノの”動物系”悪魔の実にも”動物の意志”があるのかという疑問が残ります。
検証1 ”肉食獣の凶暴性”
チョッパー先生が言うには、「肉食」の”動物系”は凶暴性が増すそうです。
これは言い換えれば、若干、”動物に意識を支配されている”ことになりますよね。
つまり悪魔の実には”意志”がありそうですが、人間の意識を乗っ取るほどでは無さそうです。
検証2 モノに”悪魔の実”を食わせる技術
”ラッスー”は”イヌイヌの実”モデル「ダックスフント」を食った”銃”でした。
それが歩いて、くしゃみをして、頭を撫でられて尻尾を振って喜んでいます。
本体の銃には元々”意志”は無いので、これは明らかに悪魔の実の”意志”です。
剣に”ゾウゾウの実”を食わせた象剣”ファンクフリード”
フランキーの脅しに屈し、鼻を戻したのは”ファンクフリード”の意志。
つまり”悪魔の実の意志”です。
”ラッスー”は終始、犬と銃の中間の姿でしたが、”ファンクフリード”は象・剣、それに半々の姿に変身する事ができました。
これは躾た人間の力量の差でしょう。
他にも、シーザーとの再会に涙した”スマイリー”も、毒ガスの意志ではなく”悪魔の実の意志”100%だったことは説明するまでもないですね。
結論 ”動物ゾオン系”には”意志”がある!
”動物系”悪魔の実は意志を持つ
人造悪魔の実の研究をしていたベガパンクはそのことに気付いたはずです。
そして”モモの助”が食べた人造悪魔の実には”青龍の意志”が宿らなかったことから”失敗作”と呼んだのでしょう。
詳しくはコチラの記事に書きました。
「悪魔の実を介して」受け継がれる”意志”
「やめておけ お前らにゃあ おれは殺せねェよ」
「人は いつ 死ぬと思う…?」
「心臓を銃で 撃ち抜かれた時… …違う」
「不治の病に冒された時… …違う」
「猛毒キノコのスープを飲んだ時… 違う‼︎」
「おれが消えても おれの夢はかなう」
「病んだ国民の心も きっと 救えるさ…‼︎」
「なぜ泣く ドルトン君」
「…国も…同じだろうか…」
「…エッエッ ”受け継ぐ者”が いりゃあな…」
『まとめ』
- ルフィが食べたのはゴムゴムの実ではない
- 異常なタフさ、回復力、身体能力の向上から動物系だったとしか考えられない
- ”動物系”悪魔の実には”意志”が宿り覚醒者は見た目が変わる
- ルフィの本当の能力はヒトヒトの実 ”幻獣種”モデル”太陽神ニカ”
- 政府は世界中がその存在を忘れるようにと名前を変えた
- その”悪魔の意志”を”受け継いだ者”がジョイボーイと呼ばれる
チョッパーも…
- ”受け継がれる意志”のタイトルが付いた16巻の表紙で並ぶルフィとチョッパー
- 二人の共通点は”ヒトヒトの実”の能力者
- チョッパーも幻獣種の可能性がある
- 覚醒した時に初めて1匹じゃなく”1人”として数えられる様になり、”5人目”のタイトルが付く?
『ガチ考察』シリーズ
続編はコチラ↓