『ヤマトのモデルは日本神話』
- ヤマトはヤマトタケル
- ビッグマムはアマテラス
- カイドウはスサノオ
- スサノオの娘とオオクニヌシ
- ルフィはオオクニヌシ
- オオクニヌシ(大国主)はダイコク様
- ダイコク様はシヴァ神
- シヴァ神は明王
- 明王はルフィ
連想ゲームのように点と点が線になっていく解説です。
ヤマトのモデルはヤマトタケル
『ヤマトタケル』とは
日本の第12代天皇景行天皇の子で日本古代史上の伝説的英雄。
天皇の命令で大和王権に抵抗する九州の組織を倒し服従させた。
元々は「ヤマトヲグナ」という名前だったが、熊襲(九州南部)の梟帥(勇者・英雄の意味)を倒してからは『ヤマトタケル』を名乗るようになったとされる。
※敵を倒す際、女装して宴会中のボスに近づき、酒に酔ったところを暗殺したとされる。
男装したヤマトはこの逸話を意識していると考えられます。
また梟帥の名前は勇者・英雄という「称号」として使われることから
「各地に伝わる英雄伝説をミックスした架空の人物」という説も濃厚です。
ビッグマムとカイドウのモデル
日本の最高神はアマテラスオオミカミで、その弟がスサノオです。
ワノ国編で和装したビッグマムはアマテラス、カイドウがスサノオとして描かれていると思うので解説します。
ヤマタノオロチを退治するスサノオ
スサノオと言えば
怪物ヤマタノオロチに酒を飲ませ酔って寝たところで首を切り落とし退治したという逸話が有名です。
この話を元にしたのがオロチの斬首シーン。
スサノオの姉アマテラス
カイドウがスサノオなら、カイドウを弟のように思っているビッグマムはアマテラスということになります。
和装してプロメテウスに乗るビッグマムの姿はまさにアマテラスそのもの…?
スサノオの娘とオオクニヌシ
冒頭で「ヤマトのモデルはヤマトタケル」と言ったばかりですが、一旦忘れてください。
カイドウがスサノオなら、その娘であるヤマトはスサノオの娘スセリビメがモデルとも言えます。
スセリビメにはこんな逸話があります。
『スセリビメとオオクニヌシ』
ある日スサノオとその娘スセリビメが暮らす家にオオクニヌシがやってきて「一晩泊めて欲しい」と頼みます。
すると意地悪なスサノオは「寝れるものなら寝てみろ」と寝室に大量の毒蛇をばら撒き嫌がらせをしますが、オオクニヌシに一目惚れした娘スセリビメが蛇よけのお守りを渡して助けてくれます。
次の日もその次の日も、スサノオがオオクニヌシに嫌がらせをしますが、ことごとくスセリビメに助けられます。
最後にはスサノオを家に縛り付けてオオクニヌシと駆け落ちしてしまうのでした。
オオクニヌシ= 大黒天 = ルフィ
『オオクニヌシ』
大国主は、地元の出雲ではダイコク様の愛称で親しまれています。
大国と書いてダイコクと読みますね。
読み方が同じ七福神の大黒天は、オオクニヌシと同じ神とされています。
ということで、宝船を運んで来たルフィは七福神の大黒さまであり、ヤマトに助けられたルフィはオオクニヌシでもあります。
さらに!
大黒天のルーツは仏教の明王
大黒天のウィキペディアを読むと
「ヒンドゥー教のシヴァの異名であり、これが仏教に取り入れられたもの」とされています。
大黒天は日本に伝わる前の本来の名前が「マハーカーラ」
「マハー」が”偉大な”の意味で「カーラ」が”暗黒”の意味。
直訳して漢字を当てはめたのが「大・黒」となったそうです。
まさに、体が「大きく」「黒く」なったギア4のルフィの事ですね。
ちなみにシヴァ神のように恐ろしい形相の仏像の総称を「明王」と言います。
つまり オオクニヌシ= 大黒天= シヴァ = 明王=ルフィとなります。
シヴァ神はインド神話
仏教のルーツはヒンドゥー教で、ヒンドゥー教を遡るとバラモン教に行き着きます。
インドにバラモン教を広めたのがイラン高原から南下してインドを侵略したアーリア人です。
キングの種族「ルナーリア人」は「ルナ(月)」+「アーリア人」の造語と考えられます。
長くなったのでこの続きはまた今度!
『物語のモデル』シリーズ
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