WCI編全体の歴史モデルはオーストリア継承戦争(1740〜1748年)です。
ハプスブルク帝国の女帝マリア・テレジアが、プロイセン王フリードリヒ2世の侵略に対して戦い抜いた史実が、ビッグマム海賊団vsヴィンスモーク家(ジェルマ66)という構図に直接反映されています。
ビッグマム=マリア・テレジア(ハプスブルク帝国女帝)

ビッグマムのモデルはハプスブルク帝国の女帝マリア・テレジアです。
約20年間で16人の子供を産み、ヨーロッパ随一の名門王家を築いた女帝。
娘と息子を政略結婚で各国に送り込み領土と同盟を拡大し続けた支配戦略は、85人の子供を43人の夫との間に産み、政略結婚で海を支配するビッグマムそのものですね。

モーツァルトが6歳のとき、マリア・テレジアの前で単独演奏してその才能を認められた史実は、ブルックとビッグマムが対峙したシーンのモデルになっています。

ジャッジとジェルマ66=プロイセン王フリードリヒ2世
ヴィンスモーク・ジャッジのモデルはプロイセン王フリードリヒ2世です。
「科学で強化した軍隊(ジェルマ66)」という設定は、当時ヨーロッパ最強と恐れられたプロイセンの近代軍事制度と重なります。
マリア・テレジアがフリードリヒ2世のプロイセンに苦しめられた歴史が、ビッグマムとジャッジの因縁の構造になっていますね。
カカオ島の広場=ベルギー・グラン=プラス(ユネスコ世界遺産)

WCI編の最初と最後の舞台となったカカオ島。
広場のモデルはベルギーの首都ブリュッセルに実在するユネスコ世界遺産「グラン=プラス」です。

カカオ島の建物の屋根に並ぶ鐘楼(ベルタワー)にもモデルがあります。
ユネスコ世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」です。
なぜ2カ国にまたがる世界遺産なのか。
サンジのモデルはフランスの太陽王ルイ14世(鉄仮面)、プリンのモデルはベルギーを象徴するチョコレート大臣です。

この2人の政略結婚の舞台として、フランスとベルギーにまたがる世界遺産の鐘楼が建物の屋根に選ばれていたんですね。
結婚式のチャペルに鳴り響く鐘。
尾田先生の設計の緻密さがよくわかりますね。
長男ペロスペロー&次男カタクリのモデル

長男ペロスペローのモデルはスペイン・ハプスブルク家の王子フェリペ・プロスペロです。
待望の男児として生まれたものの、わずか3歳で病死しました。

次男カタクリのモデルはその弟カルロス2世。
先端巨大症による下顎前突症(いわゆるシャクレアゴ)が激しく、常によだれを垂れ流していたと伝えられています。
口のコンプレックスを隠し続けるカタクリとの一致は明らかですね。
まとめ
ビッグマム=マリア・テレジア、ジャッジ=フリードリヒ2世、カカオ島=グラン=プラス(ベルギー)+ベルギーとフランスの鐘楼群(サンジ×プリンの結婚)。
WCI編はハプスブルク帝国とオーストリア継承戦争の史実で確定です。
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